2013年1月27日日曜日

2013冬 大山(一ノ沢①:撤退)

用意したビーコンとプローブ
道路もショートカット,実は雪崩道
森林限界に出るN
アイゼンに履き替え頑張るW
どこか連れていってほしいというリクエストに応えて今シーズン2回目の一ノ沢,多くの人で行こうとういう私の勝手な?調整で,最大公約数27日(日)行くことにしたが,残念かな諸々の都合で3人パーティとなった。ビーコン,ゾンデ(プローブ)まで用意したのに。昨年はコース上,大木,電柱を倒すほどの雪崩跡を確認しているので,雪崩の可能性が全くないわけでもない。いつものように,メンバーの力から行動シュミレーションを行う。桝水高原から一ノ沢林道まで1時間,そこから林道終点手前まで1時間,森林限界まで30分(ここまでスノーシューかワカン),そこから頂上まで2時間(雪の状態を見てアイゼンかな)。さて実際はどうだったでしょう?

①日時:2013.1.27(日)
②行先:大山(一ノ沢:撤退)
③メンバー:T,N,W(高体連)
④行動記録:
桝水高原(8:30)→森林限界(10:30)→標高1360m付近で撤退(12:30)~桝水高原(13:30)
⑤行動概況:
風雪を予想したが,無風,晴れ,-6度,絶好の登山日和,桝水高原スキー場をスノーシューで出発,新雪が20cmほどあるが,軽いので,先週の大休峠ほど苦にならない。一ノ沢から林道を歩き,適当な斜面をジグザクに上がる。Nが先頭を行ってくれ楽させてもらった。コース取りも良い。斜面ではWが遅れ始める。スノーシュー,ストックに慣れてないようで,一歩上がって,半歩下がっている。それでも森林限界まで必死についてくる。歩き始めて2時間,予定より30分速い。そこからアイゼンに履き替え行くがペースが上がらない。そろそろストックからピッケルに替えようと思う頃,撤退を決定した。ちょうどいいタイミングだった。パーティだからしょうがない。シュミレーションミスがあり,いい勉強になった。

2013年1月22日火曜日

2013冬 朝鍋鷲ヶ山

代表Sから山行記録が届きました。
840m分岐点
①日時:2013.1.17(木)
②行先:朝鍋鷲ヶ山
③メンバー:S(単独)
④行動記録:
野土路トンネル(新庄村側)(11:06)→旧県道と林道分岐点(12:10)→(14:40)頂上(14:50)→登山口(16:40)
 ⑤行動概況:
山頂風景(1/2)
当初,Saと私で金ヶ谷山の予定であったが,雨がひどいため急遽中止とした。昨年も野土路峠から朝鍋鷲ヶ山,準備不足で失敗しているので,登山することとした。登山口では積雪20cm以上,旧県道をスノーシューでノンビリ山行の開始であった。頂上にいたる作業道の分岐点に道標があり,登山案内板等が設置されていた。このあたりで積雪60cm以上,ノンビリ行けども行けども高度が上がらない。上部から電力線路からブーンブーンという音がする。
山頂風景(2/2)
 積雪も1m以上となり林道も曲がりくねりながら頂上台地についた。懐かしい展望台がやはりあった。積雪 は1m以上,気温-10度位かな。本来はここから金ヶ谷山に行く予定であったが時間のために下山することとした。なお,頂上台地から金ヶ谷山へはガスって いるとルートファイティングが難しいところがあると思われた。冬にあまり登られない山は登山道にマーキングはほとんどないので注意が必要である。下山は林 道・旧県道経由であるが,やはり長い約4kmの道のりであった。
 (これ以外に2つの山行記録があります)

2013年1月19日土曜日

2013冬 大休峠②

予定では大山剣ヶ峰であったが,ここ数日積雪があり,初心者,安全性を考慮して,大休峠に計画を変更した。コースはメンバーの様子を見て1176mのピークを経由して行くことにし,場合によっては野田ヶ山によってもいいと思っていたが,予想以上に重い,深い雪で最短コースに変更した。今年2回目の大休峠は前回(大休峠①)同様少しだけ?きつかった。
トップを交代しながら進む
①日時:2013.1.19(土)
②行先:大休峠
③メンバー:T,Y,M,N
④行動記録:
往路(5時間19分)
香取( 7:45)→大休峠避難小屋(13:04)
復路(1時間50分)
大休峠避難小屋(13:50)→香取(15:40)
⑤行動概況:
やっとこさ大谷を越える
山スキー1,スノーシュー3で出発,スノーシューはタイプは違うが全てMSR。スタート時点の天候は曇り,積雪50cm,気温0度。湿雪ではないが雪が重く,おまけにスノーシューでも膝近くまで潜る。トップを交代しながら進むがペースが上がらない。いつもの第1休憩ポイントまで,40分もかかる。今日のメンバーなら20分で行けると思っていた。当初のコースは1176mのピークを経由して大休峠に行く予定だったが,最短コースで大休峠に行くことに変更。
大休峠避難小屋前で1枚
いつもなら3時間程度で行けるが6時間行動をこの状況から予想できた。スタートしてから5時間19分で大休峠避難小屋にした。

小屋周辺は前回(大休峠①)より積雪は増えており,数10cmで屋根の雪と地面の雪が合体しそうな状況,入口はかろうじて雪かき無しでドアを開けることができた。小屋で遅い昼食(久々,湯を沸かしカップ麺を食べた)を取り,帰路に着いた。

2013年1月16日水曜日

2013冬 機上から見る富士山

行きの富士山(1/11)
山行の記事ではありません。3連休は大山北壁弥山尾根の誘いがあったのですが,山と同じくらい時間をかけている用事で北海道に行きました。北海道に羽田空港経由で行く道中,上空から富士山撮りました。行き帰り,進行方向左側に富士山の姿ありました。
帰り東京は大雪?羽田空港は閉鎖,全便欠航でチケット変更,翌日は搭乗手続きで大混乱の中,どこが最終尾かわからない長い列の中,淡々と順番を待つ日本人に少し感銘を受けました。

帰りの富士山(1/15)
小樽オルゴール堂(1/11)







2013年1月9日水曜日

2013冬 大山(鏡ヶ成②:巨大ブナを探しに)

年末のTの記事を見て巨木を見たくなったので巨木を探しに行ってきました。
目指す巨木は?
①日時:2013.1.9(水)
②行先:鏡ヶ成周辺
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
鏡ヶ成P(9:35)→(10:45)巨木(11:00)→鏡ヶ成P(11:45)
⑤行動概要:
気持ちの良い雪
本日一番のブナの巨木
Tの記事(西北西のコル直下1110m付近にある)をたよりにスノーシューで目指した。スノーシュー,スキー共にトレースはあったが,何れもトレースは拝借せず自分の道で西北西に高度をあげて行き,途中,中樹の写真も念のため撮っておいた(巨木に出会えなかった時のために)。巨木ツアーが頻繁に行われているようだが,私の向かう先にはトレースがなくなった。
いよいよ目的の標高が近くなると樹が大きくなり,いきなり本日一番の巨木が現れました。幹幅,大人4人分位あります。普段は自分を被写体に入れることはないのですが,スケールがわからないので入れてみました。近くに大きなのは何本かありましたが,この樹が最大でした。GPSへポイントを落とし早々に帰路となりました。

2013年1月6日日曜日

2013冬 大山(夏山登山道③&常行谷)

正月のぐうたら生活を吹き飛ばすために大山に行ってきた。
①日時:2013.1.6(日)
山の神さんにもしめ縄
②行先:大山弥山
③メンバー:Mj,Y,To,T(別動)
④行動記録:
南光河原(8:25)→6合目(10:20)→大山頂上(11:40)→南光河原(14:00)
頂上小屋は下の出入り口が使えます
⑤行動概要:
いつものように登山届けを出し出発。ゆっくり行くが正月ボケした身体は思うように動かない。スノーボードを担いだ若い団体を抜いたり抜かれたり笑いながら挨拶しながら上る。視界はまったく無く景色は楽しめなかった。8合目を過ぎたあたりから風が吹き始めてくるが寒さはさほど感じない。12月の山行が寒すぎて,今日は暖かく感じる。それもそのはず山頂の温度計は-7度だった。5合目まで下りたときに常行谷を山スキーで上がるTと合流する予定だったが,ちょっと時間がずれてしまい合流できなかった。行者谷へ下る途中,悪戦苦闘しているTを確認する。あとはTよろしく(^^)

別山に真珠が…
⑥YCC_teraメモ(常行谷):
先発組を追いかけて,常行谷を山スキーでスタート。スタート時点で彼らは6合下,すばやく計算すると,先発組頂上往復して5合目で逢える。常行谷は静かで静寂とはこういう状態だと感じながら黙々進む。5合直下は傾斜がきつく,山スキーもきつい。彼らは一足早く,5合目に着いたと無線が入る。そこで大きな声を出してくれと無線で頼む。声からして5合目直下,数10mあたりとわかる(GPS無)。そこからますますきつくなる。やっとこさ彼らと入れ代わるように5合目に到着,その後一気に常行谷を滑り,モンベルで合流。
往路:南光河原P→5合目(3時間),復路:5合目→南光河原P(30分)

2013年1月5日土曜日

2013冬 大山(夏山登山道)②

頂上稜線を行くヘリ
遅ればせながら休み最終日に頂上へ行くことができました。
①日時:2013.1.5(土)
②行先:大山弥山
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
南光河原(7:50)→5合目(9:00)→(10:15)大山頂上(10:40)→南光河原(12:00)
⑤行動概要:
本日,午後から天気は下り坂と言うことだったので昼を目標に下山を決めスタート。今日は2合目位から既にアイゼンを装着,今年買ったばかりのアイゼンの為トラブルとマッチングを確かめるために早々に装着。
愛用のアイゼン
気温は低いが天気はいいのでアウターも帽子もいらず,手袋もインナーのみで快適に7合付近まで,さすがに7合付近からは風に刺されるようになり帽子とアウター手袋が必要になりました。山頂へ到着時は,運よく一人独占の山頂で気持ちの良い一時でした。アイゼンも靴との相性もいいようでよかったです。12時のチャイムと同時に駐車場へと下山しました。
できつつある雪庇

⑥おまけ:
上の写真の左のアイゼン,新しく購入したブラックダイヤモンド,今まで使用していた旧カジタックス,この度カジタのベルト部の磨耗が進んで不安になり修理でいこうかと考えてましたが,カジタはなくなってしまっていることを理由に新規購入にいたりました。参行までにモンベルカジタで,旧カジタの部品はある程度入手可能だそうです。

2013年1月3日木曜日

2013冬 毛無山②


敗退の8合大岩
12年の納めが毛無山だったので、13年の初めも毛無山でと思い悪天候の中出発した。
①日時:2013.1.3(木)
②行先:毛無山
③メンバー:N単独
④行動記録:
登山口(岡山県側)10:50→8合13:00→登山口14:00
本日の天気
愛用のスノーシュー
⑤行動概要:
朝から天気も悪く厄払いでも行こうかと思いましたが、せっかくの休みなのでスタートは遅くなりましたが登山初めに、登山口からスノーシューを履きフカフカの雪歩き、雪は軽くストレスなく高度を上げて行ける、しかしそこは単独ノートレース、前回同様8合下辺りでまたしても迷走に入る、迷走に入ってからGPSを持ってきてないことに気づきルート修正に時間がかかる。ようやく赤テープを見つけ8合大岩に着くも、吹雪で登行意欲もなくなり呆気なく8合大岩で敗退を決断、温かい物を口に入れ来た道を下山。下山後そのまま岡山まで足を延し、好日◎荘で買い物、ソフトシェルを半額で購入し帰路へとつきました。

2013冬 大休峠①

冬の大休峠,馬鹿の一つ覚えのように出かけた頃がある。初めて行ったのは15年以上前,大山寺交番から2m近くの山スキーを借り,一人,朝まだ暗いうちに香取を出発した。重いスキーと道がわからない不安で心身余裕がなく,大休峠避難小屋に到着するとすぐ引き返したを覚えている。それからはあらゆる状況,あらゆる場面で出かけたが,今は昔ほどの熱意はなくなった。人の気持ちは変わる,諸行無常だね。それでもたまには行ってみるか。
甲川分岐(ここから樹林帯に入る)

①日時:2013.1.3(火)
②行先:大休峠
③メンバー:T単独
④行動記録:
往路(3時間50分)
香取( 9:40)→大休峠避難小屋(13:30)
復路(2時間30分)
大休峠避難小屋(14:00)→香取(16:30)
大休峠避難小屋(積雪1m,気温-8℃)


⑤行動概況:
香取最上部のいつもの場所に車を止め,山スキーで出発する。積雪30cm,気温-3℃。今日のコースは大谷を越えたら,野田ヶ山方面に行き,尾根に出たらシールを外し,大休峠までの新雪を滑る予定だったが,雪が少ないのと,時間的問題で最短コースを行くことにした。14時なったら引き返す時間設定もする。林道上を歩き,甲川分岐で樹林帯に入り,最短コースを行く。このあたりで積雪50cm,木の小枝が出ており,あと1mの積雪がほしいところ。小さな谷もまだ雪に埋まることなく,越すのに難儀する。雪も時々激しく降り,撤退しようと思ったが,大休峠避難小屋の写真が撮りたく黙々歩く。いつもの雪の大休峠だが,思った以上にきつかった。シールは着けたまま大休峠まで行き,帰り大谷を越えたあたりで外し,直滑降(曲げる元気なし)で香取まで帰りました。

2013年1月1日火曜日

2013冬 大山初登り(夏山登山道)①

晴れてきた(頂上までのスカイライン)
A Happy New Year,Eveybody !
今年のスタートも大山,2013年の初登りに行ってきた。元旦に頂上行くのは人生初かな? 年賀状に「YCC_山便り」をご覧下さいと書いたしね。
①日時:2013.1.1(火)元旦
②行先:大山弥山
③メンバー:T(単独)
④行動記録:
大山寺(9:10)→大山頂上(11:24)→大山寺(12:25)

頂上の様子
⑤一口メモ:
大山冬山パトロールがスタートした。年末は高体連,年始は岳獅会と何故か決まっている。年末のパトロール行きませんでした。この場を借りてごめんなさい。
洞明院側道で岳獅会のパトロールと遇い,新年の挨拶。目印用の竹竿を持ってのパトロール,ご苦労様です。2合目で米子登攀倶楽部?を追い抜く。10人くらいいたのかな。賑やかなパーティで,羨ましい。上がるにつれて,風は少し強くなるが,天気は良くなる。時々太陽も顔を出し,気持ちいい。冬の大山にしてみれば風はそよ風,穏やかだ。頂上では小屋に入ることなく,来た道を下りました。
山頂小屋の様子
竹竿を担ぎ上げる遭難対策委員長M
(ブリザードのような天候の時登山者にとって竹竿に着いた赤い旗は本当に心強い)


⑥おまけの話:
元旦は大山寺に初詣と登山で2回行った。初詣,嫁さんに行く?と聞くと行く!という思いがけない返事,2人だけでどこかに出かけるなんて,何年ぶりだろう。雪の中,南光河原駐車場から大神山神社まで歩かなければいけないけど,大丈夫かね?嫁さんいきなり速く歩き始める。ちょっと待ってくれと言いながら追いかけるが,どこかでスピードは落ち,追い抜くのはわかっていたし,歩き方からして転倒するのも予想できた。見事この2つは的中しました。
歩くということはキャッチボール同様,簡単そうで難しく奥が深い。教えることも難しいし,なかなかうまくならない。
初詣はイベントの「たいまつ行列」も見学でき,雪の中幻想的なものでした。