2013年2月10日日曜日

2013冬 大山北壁(弥山尾根西稜)②

昨日の大山冬山パトロールは天気がよく北壁を見渡せ,7合尾根,8合尾根,別山,弥山尾根,全て登攀している人を確認できた。8合尾根では馬乗りになってナイフリッジを進んでいる。登山道で会った知り合いの若者も頂上小屋に泊まり,翌日弥山尾根に行くとのこと。急に私も行きたくなった。パートナーはなく単独なので勝手知ったる弥山尾根西稜に決定。
作戦は,朝早く誰よりも早く尾根に取り付き,2時間弱で縦走路に抜ける。行動は作戦通りだったが,積雪によるラッセル,ガスのため,いい写真が撮れないことは想定外だった。
弥山尾根のどこだろう?ガスの中の登攀

①日時:2013.2.10(日)
②行先:大山北壁(弥山尾根西稜~頂上)
③メンバー:T(単独)
④行動記録:
大山寺(5:00)→元谷(6:15)→弥山尾根取り付き(7:52)~縦走路(9:45)~大山寺(11:10)
⑤行動概況:
今日はたくさんのパーティが北壁に取り付くことが予想されるので自宅を早く出発する。大山寺は数cmの積雪があったが,上がるにつれて積雪は増え,元谷から取り付きまで膝下まで潜り結構きつい。この雪は全く予想していなかった。
今日の装備(撤退用ロープ1本含む)
一番乗りのためだから仕方がない。上がりながら下を確認する。7時過ぎから,続々とパーティが現れ,差はだんだん縮まってくる。北壁に近づくにつれてガスは発生し,取り付きがわからない。何とか見つけ最初の雪壁を上がった時に最初のパーティが取り付きに到着したのが声でわかる。以後,後ろのパーティの気配は全く感じなかった。
前回の弥山尾根と違い,トレース無しラッセル付の登攀だった。慎重に行ったが,2時間弱で,縦走路に出た。ロープを使用しなかったせいか,全般的にいつもより斜度を感じた。
⑥おまけ:
・弥山沢から雪崩の跡というか雪崩道があった。取り付きまで,弥山沢をトラバースするときはいやな気がする。最初からルートを左にとってもいいかも。
・弥山尾根は比較的広い尾根で,行きやすい所を行けばいいが,なるべく稜線上にルートをとったほうが良い。両斜面は急で落ちたら下まで,雪の多いときはすぱっと切れ落ちる。

0 件のコメント:

コメントを投稿