2013年3月18日月曜日

2013春 八ヶ岳(赤岳)

愉快な仲間(赤岳山頂,バックは富士山)
積雪期の最後の締めくくりに八ヶ岳に行き,今の大山にはない雪と氷の世界と戯れた。
計画通りに,安全に山行が実行される。淡々とオンタイムに山をこなす。これもまた充実感のある山だ。当たり前のことだが,以外に当たり前のことが難しい。そのためにはパーティの力量も必要である。今回,コース,メンバー共に初級だったけど,このメンバーでもう一段高い山に行ってみようと感じさせる山行でもあった。またひとつ思い出を作ることができた。メンバーに感謝,感謝。

①日時:2013.3.16(土)~17(日)
②行先:八ヶ岳(美濃戸~北沢~赤岳鉱泉~赤岳~行者小屋~南沢~美濃戸)
③メンバー:T,Y,W(高体連)
④行動記録:
3/16(土):美濃戸口(12:35)→美濃戸(13:31)→赤岳鉱泉(15:10)
3/17(日):赤岳鉱泉(5:06)→行者小屋(6:01)→赤岳(8:32)→行者小屋(9:45)→美濃戸(11:09)→美濃戸口(12:10)
凍った道を歩き出します
⑤行動概況:
早朝4時半に米子を出発,高速道路(米子IC~諏訪南IC)を乗り継いで約8時間で美濃戸口に到着する。登山準備をし今日の宿泊地赤岳鉱泉に向けて歩き出す。赤岳鉱泉までの道,日陰はテカテカの氷,ほとんどの人はアイゼンを装着して歩いている。
美濃戸(行きは北沢,帰りは南沢)
アイゼン嫌い?の私とWはストックを使い赤岳鉱泉まで何とか歩いたが,歩きだして早々滑って転倒したYはアイゼンを取り出す。大山ではこんなところはないね。
赤岳鉱泉の山小屋には約230人程の宿泊者があり,初めて畳1畳2人を体験する。ツアー登山,ガイド登山が多いようだ。この様子から静かな八ヶ岳を歩きたいために明日の出発を1時間早めることにした。
赤岳鉱泉名物のアイスキャンディ
早朝5時地蔵尾根に向けてヘッドライトを点け赤岳鉱泉を出発する。低温に加え,風邪気味なのかペースが上がらない。中山乗越あたりでやっと,体と手足が温まるが行動は最後の美濃戸口までスローペースであった。
行者小屋から,ピッケル,アイゼンの世界に突入する。積雪期ビギナーW曰く「アイゼン,ピッケルの重要性,有難味がわかった」と。スローペースというか慎重に地蔵尾根を上がり,朝日を受け稜線に出る。富士山が綺麗に見え,富士山と太陽に合掌。このあと赤岳に上がり行者小屋経由で美濃戸口まで淡々と歩く。今日の行動時間7時間,前回の八ヶ岳と同じように満足感というか安堵館を感じる山が終了。

←赤岳鉱泉を出発


中山乗越(後ろは大同心) →




←地蔵尾根から稜線に出る


赤岳山頂 →


⑥その他もろもろ感じたこと:
・赤岳鉱泉有名なアイスキャンディ,ツールを駆使してのエイド,楽しいのかね?
・赤岳から文三郎尾根を下るとき,赤岳の壁に取り付いている多くのパーティを確認する。文三郎尾根から見るに,雪も氷もほとんどないようなところをアイゼン,バイルを使用して上がる意味あるのかね?たくさんのパーティと人だからきっと時間かかるね?
・赤岳周辺で出合う登山者大半ヘルメット着用,バリエーションじゃないのに必要なの?
・3年前5月の硫黄岳から赤岳(行動時間11時間の2泊3日),今回の赤岳(行動時間7時間の1泊2日)どっちがいい?
・ピッケル,アイゼンワークに最適な入門コースだが,ピッケル,アイゼン使えない人は怖くて連れて行けない。ということは中級コースかな?
・下山後,温泉に入り,蕎麦を食べる。今まで県外の山に出かけたとき幾度となく繰り返されてきた私の儀式,帰り高速道路からの米子の夜景,旅の終わりの感傷,安堵感,この先いったいどれだけ体験することができるだろうか?

2 件のコメント:

  1. 八ヶ岳,最高でした。昨年の秋に今回とは全く逆のコースを歩いたのですが,ガズがかかって景色が見えなかったので,今回参加してとても良かったです。天候に恵まれ2日間とも快晴で,遠くの山々や富士山もはっきり見えて感動しました。
    それにしても美濃戸口から美濃戸までの凍結路には参りました…。脳震盪しそうでした。ザックが在って(頭を打たずにすんで)良かったです。

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  2. 八ヶ岳遠征、お疲れ様でした。
    写真を見る限り、かなりの好天だったようですね。うらやましいです。
    いつかは行ってみたいです、南北を制覇したいです。

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