2013年7月26日金曜日

2013夏 矢筈源流熊谷(甲ヶ山ダイレクトスラブルート)

会員Mkから山行記録が届きました。
矢筈源流全景
①日時:2013.7.25(木)
②行先:矢筈源流(矢筈源流~甲ヶ山)
③メンバー:S,Mk,Mi
④行動記録:(茶園原小屋にて前泊)
林道最終地点(6:20)→熊谷別れ(7:15)→熊滝(7:50)→連瀑核心部(8:00~8:50)→スラブの連続枯滝(10:00)→大休止(12:00)→キャラボク猛烈藪漕ぎ(12:30)→甲ヶ山(13:30)→勝田ヶ山(14:00)→船上山P(17:00)
⑤一口メモ:
ノーマルではない登山に憧れ,YCCの門を叩いたのはちょうど一ヶ月前になる。今回は,大山を一番よく知る代表Sとの山行が叶った。しかも,前泊されるとのことで,ご一緒させていただいた。今回,2つ驚いたことがある。1つは宿泊場所。そこは屋根はあるがどう見ても吹きさらしの「アズマヤ」だ。「ココですか?」「屋根があるだけマシだと思え」・・・甘すぎた自分を反省する。
滝突破の開始
それでも,2時間くらい,Sより山の事をじっくり教えていただいた。ザックの一番下で眠るツェルトの使い方も教えていただき,この晩はじめて使った。おかげでぐっすり眠ることができた。
翌日の行動では矢筈源流熊谷の滝や岩を,次々と突破していく自分に,少し自信が持てた。そして,2つ目の驚いたことは,足のつかない猛烈藪漕ぎだ。直線距離わずか120メートル,ほぼ垂直の斜度に自生する低木をかき分け,1時間もかかって突破すること
快適なスラブ
ができた。最初の5メートルを進んだ時「ダメだ。進めない」と思わず声が漏れた。しかし,ゆっくり体力が回復するのを待ち,少しずつ進むことで道が開けてくる喜びを感じた。これからの人生で,幾多の山を登る時,全く進まないラッセルにあきらめそうになる時もある。寒空の下でビバークを余儀なくされる時もあるだろう,俺は出来そうな気がする。この猛烈な藪漕ぎを突破した時にはきっとそう思えるだろうと思った。常にピンチな環境を味わっておくことで,非常事態に備えることができる。私の今後の山行には、そういう要素を取り入れていこうと思った。
 このたびの山行はクライミングが主な沢登りでとても楽しかった。それよりなにより,Sの山に向き合う精神,タクティクスを間近で学べた素晴らしい山行となった。心より御礼申し上げます。

4 件のコメント:

  1. 滝突破きつかったでしょう!よく行ったね。たいしたもんだ。
    最後の藪漕ぎは距離が短いとは言え,足が地に着かないからやっかいだ。
    大山で一番の藪漕ぎとは言わないが,ここを行けたから,少々の藪などたいしたことないね。
    秋は究極藪漕ぎ,キノコ採りが待っているよ。

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  2. 究極のバリエーションと言われるキノコ採りですね。楽しみです!それから、昨日、MYさんが代表に入会届を提出されたようです。これから、たくさん学べることを楽しみにしています。

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  3.  このような谷があるんですね。足のつかないやぶ漕ぎとかいかに。鳥越~烏のヤブ漕ぎの比ではないんでしょうか。
     このごろ沢登りといえるか分かりませんが、そういうものをよくしています。この前は那岐山の蛇淵沢を二本やってきました。小三郎谷も興味があるのですが、今は水量が少ないようで時期をまっています。

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  4. 鳥越から烏までの笹の藪漕ぎ?それでも何とか迷うことなく行けるね。登山道でも三本杉別れから三本杉の道,牛飼尾から甲川の道,こっちの方が笹の藪漕ぎで道迷い大だね。

    矢筈源流の藪漕ぎ経験したら,もう二度と行きたくないか,もうどこでも行けるといった感じかな。私も藪漕ぎ前までの矢筈源流に行きたいが,藪漕ぎとロングランに躊躇します。

    矢筈源流ほどではないが,木谷,甲川のこっち向かってくる笹の藪漕ぎ,大休谷,烏谷の木登りの藪漕ぎ,行きたいと思わないがキノコが私を・・・

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