2013年8月30日金曜日

2013夏 今夏最後の甲川(上の廊下)

代表Sから甲川遡行記録が届きました。タイトルは勝手に「今夏最後の甲川(上の廊下)」にしました。
上の廊下最初の瀞
下の廊下~上の廊下を遡行する予定でいた。同行するMi会員が家の都合によりダメとなり,取りあえず中止としたが,百姓しようか簡単な沢登りをしようか迷い,体力的にも,精神的にももやもや感があり意欲が弱くなっていた時,Mj会員から上廊下の誘いがあり乗ってしまった。
①日時:2013.8.29(木)
②場所:甲川(上の廊下)
③メンバー:S,Mj,H(岳獅会)
④行動概況:
香取P8時30分集合,9時過ぎに入山した。上の廊下入口着9時10分,最初の瀞(写真),高巻か泳ぎかで私は高巻を選んだが何十回も登ったテラスにトライするが登れない。泳ぎで先行したMj,Hにロープを依頼し,引っ張ってもらう。やはり体の調子がおかしい,覇気がない。最初の滝の箇所ではアブミトラバースを止め,泳ぎでMj,Hがトライするが水流のため難しい。アブミトラバースし上段に出た。次の滝と瀞もMjがトライしリードする。残地するスリングを一部入れ替え等をこなし,二番手にS,三番手にHが行った。滝の落ち口で新しい残置のロープ(11mm)が上流側の流木に固定し,簡単に上がれるようにしてあった。この箇所,昨年来た時はなかったものである。次の壁は,Mj,Hは泳ぎ,私は登りで通過した。あとは,瀞上部のトラバース道をこなすのみであった。上の廊下最後の滝も,Mj,Hは右岸を泳いで取付き登ったが,私は左岸のチムニー上を登り核心部を終了した。最後の滝,通常登るルートも登る気がしなくて,簡単なルートを選んだことは体と心が一致しなかった結果だと思っている。上の廊下核心部終了は11時30分頃であった。
今回の遡行で気になったことは,残置スリング,残置ロープの件であった。昨年の私であれば不要な残置ロープはすぐに回収したであろうが,今回はできなかった。甲川遡行する皆さんにお願いすることは,残置スリング,残置ロープ等は最小限に,自分たちが使用したら回収し,遡行する人々が常に新しい気持ちで上れるように責任と気を遣ってほしい。

2013年8月25日日曜日

2013夏 夏の終わりのパーティ&大人のおもちゃ

燻製を肴にスライドショー
 Y,Mjは翌日,烏からユートピアまで縦走するとのこと,早朝出発のため,いつもの小屋に集合して,夏の終わりのパーティをコアなメンバーでしました。
私は2人にサービスしようと,早く小屋に行き,大掃除,炭の火熾し,簡易燻製器で,チーズ,ゆで卵,竹輪,ウィンナーの燻製を振る舞いました。
翌日の山行は,雨のため中止とのこと。
①日時:2013.8.24(土)
②場所:いつもの小屋
③メンバー:T,Y,Mj
④その他:
大人のおもちゃ
山とは全然関係ない話です。いい年をした親父が山以上に時間をかけているおもちゃの製作,数年間の構想からできたプロトタイプ2号機。完成したときは嬉しくてマシンをずっと見つめていました。
このおもちゃは日本最後の砦のコンピュータを搭載しており,コースに引かれた白い線を追って凄い?スピード走ります。スピードは実際の車に換算するとF1クラスかな?マシンのパーフォーマンスはメカ,電装,プログラムのベストマッチで決まります。
(主な仕様)
・4輪のモータを独立PWM制御
・センサー各種:物体検知センサ(2),白黒判別デジタルセンサ(5),灰色判別アナログセンサ(2),加速度センサ(1),スピード・走行距離センサ(1)

2013年8月17日土曜日

2013夏 完結の甲川(上の廊下)

代表Sからオリンパスの防水カメラ,念のためにハーケンも借り,シュミレーションもしっかり行い,リベンジの甲川速攻の甲川に続く完結の甲川(上の廊下)に行って来た。
メンバーは当初,Mjと2人で行く予定だったが,Yも行きたいとの連絡が入り,3人で甲川に向かった。ところがMjが沢靴を忘れたため,Mjは上の廊下入口までとなった。入口までとはいえアブミトラバースで滝の上まで来てくれ,Yが次の淵を突破するまで,見守ってくれた。
今回の沢登りのトピックスはアブミトラバースする箇所を泳ぎとフリーで突破したことかな。
写真①
①日時:2013.8.17(土)
②行先:甲川(上の廊下)
③メンバー:T,Y,(Mj)
④行動記録:
入渓(9:30)→上の廊下(10:00)→堰堤(12:30)→林道(13:10)
⑤行動概要:
Mjの沢靴の忘れは行くなという暗示なのか?少しモチベーションが低下するが,今日が完結編と決めていたので,気持ちを強く持って出発する。あとはYがついて来れるかだ。山行案内には大休峠と書いたが,最初から行く気なし。
写真①:
写真②
歩き始めて最初の淵,左岸の岩の上を行くことができるが,ここは泳ぎでしょ。次の滝(写真)の足慣らし(泳ぎ慣らし?)だ。
写真②:
一般的にアブミトラバースする箇所だが,泳いで滝の右側(左岸)に立つ。この箇所をフリーで突破するのが今日の沢登りの目的のひとつだった。
写真中央に淵を泳ぎ,岩棚に立つ私がいます。

写真③
写真③:
さらに1mほど上がり,水流の下に隠れるホールドを捜しながら,何とか乗越す。
フリークライミングが得意な人は難なく登れるだろうが,50を過ぎた親父にはきつい。フックを上に掛けようとしたが,だめだった。
写真④:
滝を上がった次の淵はフリーは諦めて,切れそうな残置シュリンゲを頼りにアブミで突破する。Yは滝の水流の脇を引き上げた。

写真④
ほっとしています
写真⑤:
甲川の最終堰堤,これで上の廊下は終了。ここから大休峠までのんびりした沢歩きが楽しめる!?
 
写真⑤
⑥その他:
これで,私にとっての2013の夏山が終了しました。
甲川も下の廊下,中の廊下,上の廊下と辿り,完結できたことに満足している。
何回もみんなに言っていることだが,計画したとおりに山行を淡々と実施する,簡単なことのようだけど難しい。そのためには準備が必要だ。皆さんしっかりした準備してますか?自分で計画して行けるようにならないといけませんよ!

2013年8月16日金曜日

2013夏 南アルプス(仙丈ヶ岳)

仙丈ヶ岳山頂
仙丈ヶ岳へファミリー登山へ行ってきました。子供がテント泊をしたいと言うので,会のテントを1張り借りてテント2張り装備(100l,60l,48l,35lザック)を持って行けるテント場のある3000m峰で,仙丈岳を選択。
①日時:2013.8.13(火)~15(木)
②行先:南アルプス(仙丈ヶ岳)
③メンバー:N×4名
④行動記録:
8/14  北沢長衛小屋テント場(8:30)→小仙丈ヶ岳(10:30)→(12:10)山頂(12:30)→テント場(15:00)
6合目より小仙丈ヶ岳
⑤行動概況:
13日に米子を出発し南アルプス林道バスの始発場の仙流荘のPで仮眠をとり,14日6時の始発バスで北沢峠入り,北沢長衛小屋(旧駒仙小屋)のテント場にテントを設営後登山開始。6合目上部の森林限界までは汗をかくこともなく,涼しい登山ができました。森林限界から天気に恵まれたこともあり,陽射しに照らされ汗もにじみ出てはきますが,それでもさすがに高所だけはあり,不快なほどではなく快適に小仙丈ヶ岳まで。小仙丈ヶ岳からは,北岳・甲斐駒ヶ岳・鋸岳を眺めながらの快適な稜線歩きとなりました。山頂直下では雷鳥も数多く顔を見せ,子供達も初3000M峰・初雷鳥と満足の山歩きとなりました。
小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳

⑥その他:
本来の予定では,15日に甲斐駒ヶ岳に登り,帰鳥の予定でしたが,諸事情にて15日2便目のバスで北沢峠を後にしました。
会のテントを借用させて頂きありがとうございました。



2013年8月12日月曜日

2013夏 夏休みの甲川(下の廊下~中の廊下)

最初の小滝
滝つぼの底にはNのカメラが..。
NとMkが甲川に行くとの情報を得た私はゆっくりになるけど大丈夫?と心配しながら連絡を取ってみた。ハイペースなNとパワフルなMkについて行けるか心配だったのだ。あっさりOKをいただいて,今年2度目の甲川に行ってきた。
①日時:2013.8.12(月)
②行先:甲川(鶯橋~下の廊下~中の廊下)
③メンバー:N,Mk,Y
④行動記録:
鶯橋(10:00)→冑滝(13:30)→牛飼尾分岐(14:00)→牛飼尾林道(14:30)
沢登り初心者のMk

⑤行動概況:
入渓するといつも思う。甲川の水は冷たい!!なんて贅沢なんだろう。街中は朝からむちゃくちゃ暑いのに,やっぱり夏は沢登りだ。と思う瞬間だ。歩き始めて少し行くと最初の滝が出てくる。Nは泳いで突破しようとするが,やめて帰ってきた。と思ったらカメラを落としたと言うではないか。NとMkがゴーグルをして探し始め,滝つぼの底にあるのを確認。良かった良かった(^_^)そして高巻をして越えた。その後の難所を軽々行くNとMkだが,やはり私はいろいろな所でサポートしてもらわないと行くことができなかった。ありがとう2人とも。
⑥その他:
Tの持っている3本フックだがNも4本フックを作って持ってきた。それが無いと今回の行動はできなかったかもしれない。そして,Mkも明日のために帰ってからすぐに作るらしいです。

2013年8月11日日曜日

2013夏 北アルプス(槍ヶ岳~大喰岳~中岳~南岳)

日本の夏景色といえば,生まれ育った自然豊かな鳥取県より,郡上八幡,長良川,高山辺りを意識する。夏の暑い時分,せっせと北アルプスの玄関のひとつ平湯目指して走り,車窓から見る風景から勝手にイメージを作り上げたからなのだろう。
さて今回の県外合宿もコツコツと続けてきた山行だ。いろいろな思い出を作ってきた。今後は若い人に続けていってほしい。寂しいけどこの周辺には当分来ないような気がする。そんなこと言ったらおじいさんになってしまうけど。「槍ヶ岳」たくさんの思い出ありがとね。
槍ヶ岳山頂,よく頑張りました
①日時:2013.8.7(水)~10(土)
②行先:槍ヶ岳~大喰岳~中岳~南岳
③メンバー:T,高体連
④行動記録:
8/7  米子(16:30)~新穂高温泉(4:00)
8/8  新穂高温泉(5:30)→穂高平(6:30)→槍平(10:00)
8/9  槍平(4:00)→槍ヶ岳(7:43)→南岳(9:52)→(12:30)槍平(13:00)→穂高平(16:00)
8/10 穂高平(5:30)→新穂高温泉(6:15)~(7:10)平湯温泉(8:30)~米子(19:00)
槍ヶ岳山荘の上を流れる雲
⑤一口メモ:
槍ヶ岳は有名な山だが,そこそこ行ったので,申し訳ないけどあまり興味はない。行った理由を挙げるとしたら,山仲間Oの還暦登山の同行と大山しか知らない子供たちに3000mの山,景観を見せてやりたかったからだ。感激してくれただろうか?
Oも年を重ね,一緒に山に行く機会も減ってきた。代表S,Oと北鎌尾根に行ったのも遠い昔の話になった。
中岳山頂,歩いてきた山をバックに

自分の興味は穂高平で星でも眺めながらのんびり過ごすことことかな。ずっと昔から穂高平は好きな場所のひとつだった。山から下りて来て山の余韻に浸るにはいい場所で,蝉の声を聞きながら昼寝でもすれば,ここでのんびり一泊したい気分になる。今回の山はイメージ通りの時を穂高平で過ごすことができた。
メインの行動は少しハードで,行動時間12時間の槍ヶ岳とアルプスプチ縦走だった。
穂高平でくつろいでます
⑥その他:
このコースはアルプス初心者にはお勧めのコースで槍ヶ岳と縦走が楽しめる。それもサブザック行動で!メインザック行動は槍平まででいいし,体力に自信がなければ,小屋泊でもいいだろう。
といっても槍ヶ岳ピストンだけじゃなく,縦走を加えるなら最低限の体力は必要?!
今回の山行,テント,食料といった共同装備は全て子供たちが背負ってくれた。私より若いYCC諸君,50を越えた飲んだくれ親父にまさか諸々装備を持たすことはないだろうね。

2013年8月3日土曜日

2013夏 庄司ヶ滝②&妖精の滝

この山行の目的をあげるとすれば,来週に迫った県外合宿の足慣らし?ルートファインティング?庄司ヶ滝の位置確認?まあ,そんなことはさておき,猛暑の下界を離れ,甲川源流に涼を求めに行って来た。
庄司ヶ滝手前をザブザブ行きます
①日時:2013.8.3(土)
②行先:甲川源流部(庄司ヶ滝,妖精の滝)
③メンバー:T,Aと子供たち
④行動記録:
香取(9:07)→甲川(10:01)→庄司ヶ滝(10:40)→妖精の滝(11:28)→(滝を高巻きし甲川)→香取(13:08)
⑤一口メモ:
会員Nの庄司ヶ滝の山行記録で「庄司ヶ滝の位置が国土地理院の地図と違っているんじゃないか?」という記事が気になっており,それも確認したかった。
庄司ヶ滝だと思っていたがやっぱり庄司ヶ滝
甲ヶ山分岐から甲川の水のあるところを遡行すると滝(地図上ではこの谷は涸れている)にぶち当たる。この滝が庄司ヶ滝とずっと思っていた。きっと庄司ヶ滝でしょう。GPSで測位してみると,この滝は国土地理院地図上の庄司ヶ滝のひとつ尾根を越えた東側の谷にあり,そうすると地図上の庄司ヶ滝は妖精の滝ということになるのか。 
とするとこの滝は庄司ヶ滝ではなく妖精の滝か
 私にしてみればどうでもいいことだが,今までの庄司ヶ滝の高巻き,妖精の谷の遡行が地図とマッチしてなく,なんとなくごまかしていたが,これでクリアになった。
⑥その他:
元会員Toは山で妖精を見たそうな,遇ってみたいと思うけど私には縁がなさそうだ。誰が名付けたのだろう「妖精の谷」その言葉の雰囲気だけ味わった。