2013年12月31日火曜日

2013冬 矢筈ヶ山

怖いもの知らずというか?無鉄砲というか?Mk計画立案の矢筈ヶ山に惹かれ行って来た。それはそれは泣きたくなるような山だったが,その分,今年最後の山を上りきった充実感の余韻に浸っている。メンバーにはいろいろとお世話になりありがとうございました。
最初の計画では,香取草谷から尾根伝いに行く予定であったが,けっこう起伏があり,山スキー初心者には厳しいと判断し,香取上部からスタートに変更した。楽なのは大休峠までで,矢筈ヶ山の急登を忘れていた?
大休峠避難小屋前で
①日時:2013.12.31(火)
②行先:矢筈ヶ山
③メンバー:T,Mk,Mt
④行動記録:
香取上部(6:45)→(10:18)大休峠(10:30)→矢筈ヶ山(12:30)→(14:30)大休峠(15:00)→香取上部(17:42)
⑤行動概況:
香取上部の最終民家を7時前,ヘッドライトを点け,山スキー(T,Mk),スノーシュー(Mt)でスタートする。昨日Nがつけてくれたトレースを借りて甲川分岐まで順調に歩く。ここまで1時間10分なかなかのペースだ。
矢筈ヶ山に続く尾根を行く(正面は矢筈ヶ山)
甲川分岐からトレースはなくなったが,大休峠まで最短コースを選択し,10時過ぎには到着した。
大休峠からは,斜面をジグザグに登行し矢筈ヶ山の稜線に出た。Mkはクトー(スキーアイゼン)まで付けて上がってきた。このあたりから私の足の指先が痛くなる。上りはいいのだが,下りになると指先が靴にあたり痛くて痛くて・・・矢筈ヶ山からの帰路は大休峠までスキーと一緒に転がり落ちるようにして小屋に逃げ込んだ。たまたまMtの靴のサイズが私と同じで,山スキーとスノーシュー交換してもらう。本当に助かった。
矢筈ヶ山山頂(バックは甲ヶ山)
帰りは,来た道のトレースをのんびり辿り(Mkはシールをはがし,一気に滑り下りた),ヘッドライトを点けての帰着となった。
⑥その他:
(Mkへ)
計画立案のMk,初めての山スキーでよく矢筈ヶ山まで行きました。操作がうまくいかなくて山スキーを脱いでつぼ足で歩きたいと思ったかもしれません。私も昔そうでした。山スキーは絶対楽しいし,雪山では最も機動力あるツールです。早く慣れて,また楽しい山,企画してね。
(Mtへ)
スノーシューと山スキーを交換してほしいなんて唐突なお願い,快く受けてくれありがとうございました。後ろから見ていて山スキーも様になっていましたよ。

2013年12月30日月曜日

2013冬 草谷~岩伏別れ

シールのチェック,雪の状態を確認に,明日スタートするであろう草谷周辺を歩いてみた。
コースは草谷から,とりあえず岩伏別れまで。調子さえよければ大休までなんて考えていたが,岩伏別れで,体力,気力が萎え,The End。帰路は岩伏別れの尾根を下り,林道に合流した。雪は深く,山スキーでも膝下まで埋まる。下見のつもりがけっこうきつい山になった。帰路,足の指先が痛くなり,スキーを引きずるように帰着した。
今日はここまで(岩伏別れ)
情けないけど思ったほど体が動かない,まあこんなもんか。明日の矢筈ヶ山,ラッセル隊長Mk期待しているよ。

①日時:2013.12.30(月)
②行先:草谷~岩伏別れ
③メンバー:T(単独)
④行動記録:
草谷(8:10)→(10:32)岩伏別れ(10:55)→草谷(12:51)

2013年12月28日土曜日

2013冬 大山冬山パトロール

登山者に扮する?IとMt
ブログタイトルは「今年最後の大山山頂&大山冬山パトロールのスタート」を考えていたが,頂上までは行かず(行けず),6合避難小屋で引き返した。厳しい天候だったが,メンバーの足並みが揃えば,上まで行こうと思っていたのだが,敢えて私から6合で撤退の話をしました。先頭でがんがん引っ張ってくれた高体連のF,Uありがとね。
6合目避難小屋からはトレースはなかった。強い誰かがトレースをつけるだろうね。それにしても西高東低今日の大山きつかったぜ。大晦日の矢筈ヶ山,もっときついけど,覚悟しててね。
今日はここまで(6合目」避難小屋)
①日時:2013.12.28(土)
②行先:大山(夏山登山道)
③パトロールメンバー:T,高体連(F,U),警官(2)
④同行したYCCメンバー:Y,Mt,I
⑤行動記録:
駐在所(9:13)→6合目」避難小屋(11:07)→駐在所(12:07)

2013年12月25日水曜日

2013冬 毛無山~白馬山

毛無山山頂
なんとも1ヶ月以上ぶりの山行となりました。年末年始と会の山行予定が決まっているだが,このままだとただでさえ体力がない私が到底着いて行けるわけもなく,1人ツボ足トレーニングへ出かけて来ました。
①日時:2013.12.25(水)
②行先:毛無山
稜線からカタクリ広場の森




③メンバー:N(単独)
④行動記録:
田浪登山口P(8:30)→毛無山(10:05)→白馬山(11:10)→田浪登山口P(11:45)

白馬山への稜線
⑤行動概況:
積雪は豊富で気温も低く雪歩きにはもってこいの日和,念の為ワカンだけはザックに入れて山頂を目指す。登山口から毛無山山頂まではトレースがあり助かった。毛無山山頂から白馬山まではノートレース,所により膝上ラッセルで雪山を堪能した。それでも雪の下には先人の踏み固ためた層があり,そこの上にあたると快適に歩くことが出来た。白馬山からはトレースもあり,一気に下山となりました。

2013年12月23日月曜日

2013冬 大山古道(スノートレッキング)

出発前に
雪があるか心配した大山古道。金曜日に降った雪でしっかりあり,スノートレッキングを堪能しました。
①日時:2013.12.23(月)
②行先:大山古道~鍵掛峠
③メンバー:Sa,Y,E,Mt,I
④行動記録:
大山古道入口(9:10)→(10:40)鍵掛峠(11:25)→大山古道入口(12:15)
⑤行動概況:
1時間遅かったかな…
今日の目的は普通は見ることのできない雪の大山南壁を撮影してタブレットの壁紙にする予定だったのだが…
天気予報を裏切る青空の中,スノーシュー3とわかん2で出発。私は新年山行のためにわかんの練習をした。昨年Tと一緒に行った時とは違いピンクのテープがたくさんあったような気がした。我々はそのテープもだが,ウサギの足跡を頼りにIとMtが先頭を歩く。ウサギ恐るべし…
歩きながら,鍵掛峠についたら大山が見られないかもね?なんて話をしていたら本当にそうなってしまった。

2013年12月22日日曜日

2013冬 スキー講習会

スキーシーズンも到来し,スキー講習会を企画したが参加者は私とMtuの2人だけ。
バックカントリーも考えてシールも持参し,宝珠山までの登降も考えていたのに・・・
ふたり合わせて120を越えるおじさんパワーでゲレンデを滑りまくりました。
前日の奥大山スキー場開きにも行きました
 
SAJ1級の資格を持つMtuに丁寧に指導してもらい,少しうまくなったような気がする。
昼食はカレーにビール,この定番パターン何十年ぶりだろう。運よく数日前から積雪があり,雪質もよく,久々スキーを楽しむことができました。

①日時:2013.12.22(日)
②行先:だいせんホワイトリゾート
③メンバー:T,Mtu


かっこよく一昔前のSAJ1級の滑り?をするMtu

2013年12月15日日曜日

2013冬 忘年会&大山(ユートピア)

愉快な仲間たちと愉快な時間を
忘年会と山行,贅沢な週末を過ごしました。
まる1日かけて作った卵とチーズの燻製,美味しかったかい?

(忘年会)
①日時:2013.12.14(土)
②場所:いつもの山小屋
③メンバー:写真参照

ひと足早いクリスマス or 誕生会?


大山(ユートピア)
①日時:2013.12.15(日)
②行先:大山(ユートピア)
③メンバー:T,E,Y,Mt,I
④行動記録:
南光河原P(8:20)→(12:20)ユートピア避難小屋(13:10)→南光河原(15:20)
上宝珠沢(中央のルンゼを直登)


⑤行動概況:
昨日,たらふく飲んで食べて体にためたカロリーを少しでも落そうと考えながら出発する。行先は忘年会で決めたユートピア。コースは上宝珠沢から宝珠尾根に抜けるいつもの私のコース。上宝珠沢に入ると膝下,さらに上がると太腿まで埋まる。先頭を交代しながら進む。
本日の核心(ラッセル)
雪の状態は安定しており,雪崩の危険はなさそうだ。ラッセルを予想したがその通りになった。ラッセル隊長Mkの話題で盛り上がる。彼ならこのルンゼをひとりでも大丈夫だろう!?
宝珠尾根では3人(帰りは2人)の登山者に出合った。彼らのつけてくれたトレースを辿り,ユートピア避難小屋に到着,小屋で昼食をとり,帰りは宝珠尾根を下った。
冬山デビューのI,よく頑張りました。

2013年12月3日火曜日

2013冬 大山(上宝珠沢)

S代表より,上宝珠沢の現状を10月の例会にて報告があった時,あまりの変貌ぶりに驚くとともに「冬に行くと面白そうだ」と頭に残っていたこと,先日Tから教えていただいた上宝珠沢下部の宝珠尾根に続くルンゼが,登攀の練習には良いとのことでルンゼの場所の確認を兼ねて行ってきた。
大屏風は今日も黒かった
①日時:2013.12.2(月)
②行先:大山(上宝珠沢源頭部)
③メンバー:Mk(単独)
④行動記録:
南光河原P(12:00)~金門(12:15)~元谷堰堤(12:45)~上宝珠沢下部(13:15)~上宝珠越のロープがある所(13:45)~上宝珠沢源頭部(14:15)~上宝珠沢下部(14:45)~元谷堰堤(15:10)~南光河原P(15:40)
上宝珠沢源頭部
⑤行動概況:
天気が良かったので,帰りに北壁のアーベントロートが写せたらと,いつもより遅いスタートで南光河原Pをスタートする。近いのかは不明だが賽ノ河原を渡り大山寺を経由して石畳に下りてくる。途中,気になる金門に立ち寄りゴルジュを見上げる。楽しかった夏の甲川を思い出した。全く登れそうにない滝にすぐに背を向け,まずは元谷を目指す。快適な登山道に雪がない。温度も高くビーニー,ウィンドブレーカー,手袋の順番で脱いでいく。最近,娘に読んでやった「北風と太陽」のように,日が射すと歩くたびに暑くなっていく。元谷を過ぎ上宝珠沢に近づくと真黒な大屏風岩がどっしり座っている。おどろしい風貌ゆえ,大屏風岩とあまり目を合わせないようにその場を通りすぎ,しばらく行くと上宝珠沢の下部に到着する。積雪が増え始め膝くらいまで沈むようになる。ここで地図を広げ宝珠尾根に続くルンゼを確認した。「次はここだな」と呟きながら進路を右側にとり,上宝珠沢を詰めていく。途中ワカンのトレースがあったお陰で快適に登ることができた。上部に行くにしたがってクラストしたり,岩がむきだしたりとコンディションがころころ変わる。上りは結局最後の源頭部までつぼ足で通し,アイゼンの出番はなかった。その場に立って見渡しながら,ここから縦走路に抜けるには,墓場尾根をたどりながら行くことになり,「無理だろうな・・・」と私は思ったのだが偉大な先人たちはどうだったのであろうか?下りはアイゼンを装着し,バックステップでクラストした斜面を下りて,後はいつものように,滑落停止訓練をしながら下部に下りた。楽しい砂滑りを彷彿させ40歳過ぎても雪の上は無邪気に楽しい。夏は台風の雨で,上宝珠沢の雪が全て解けてしまったようだが,現時点でも積雪はかなりの量だった。この雪の上に砂礫が覆いかぶさり,登山客に人気のあった砂滑りが復活するのはそう遠くないように思えた。元谷まで下りるとすっかりガスの中でアーベントロートはお預けとなり,今回もまた一眼レフはザックで眠る「ただの重石」となったことは言うまでもない。