2014年1月3日金曜日

2014新春 毛無山~白馬山

奥深い大山の藪をかき分け,真っ白な雪原をラッセルし,誰もいない山頂に一人たたずむ。そして,ひっそりと自分のトレースを残し,帰りを待つ家族のもとへ必ず帰る。私の体験したYCCでの山行は,常に「登山」に対するタクティクスの確立を要求される。心の底から楽しい,しかしそこには笑顔はない。そして私もそれを望んでいない。体力の限界の中にある苦しみが,楽しみに変わる瞬間を感じた時,人は山の魅力に虜になってしまう・・・しかし,正月くらいは,心底楽しいだけの山行もいいかも?と一眼レフを首に掛け,スノーシューを履いて,満面の笑顔でスノートレッキングを楽しんできた。
晴天に感謝しながら出発
①日時:2014.1.3(金) 
②行先:毛無山~白馬山縦走
③メンバー:Y,E,I,Mk,(会員外)Hs,Na
④行動記録:
田浪登山口P(07:20)~毛無山山頂(09:20)~白馬山(10:40)~田浪登山口P(11:40)
⑤行動概況:
息の合うY,EそしてHs
田浪の登山口は積雪は30センチ,ガリガリした雪質であったが,この日は気温も高くなりそうだ。雪質が柔らかくなると判断し,スノーシュー3人,ワカン3人で快適な登山道を出発した。先行のトレースがあるが,GPSを確認し進路を決めていく。山頂に近づくと斜度は急になってくるが,素晴らしい晴天の為,苦にならない。この日の為に,晴れ男,晴れ女を集めてきた甲斐があった。

この日はスノーシューが活躍した
今回の縦走ルートは,毛無山から登ることに意味があった。冬の毛無山は初めてのメンバーばかりだったので,あえて展望のきかない 方から登り,山頂に立った時に,「バーン!」と大山が目に飛び込んでくるシチュエーションを考えてみた。作戦は成功し,メンバーみんなが満面の笑顔で喜んでくれた。白馬山までの縦走路を歩きながら,大山を眺め続け,めったに見せない穏やかな大山の山容に,皆,心を奪われていた。まさに,初春ふさわしい最高の山行きとなった。
*帰りにみんなで、蒜山の国民宿舎でバイキングを腹いっぱい食べ,お風呂に入って帰った。蒜山が見渡せる展望風呂と,エビ尽くしのおいしいバイキングはおススメである。
メンバー全員で記念撮影

6 件のコメント:

  1. 文学的なプロローグで始まるブログだね。YCCそんなにかっこいい山岳会でもないと思うけど・・・
    そんな会だけど縁あって入会されたのですから,みんなと思い出作りに励みましょう。
    今日は自分の山行,優先してすみませんでした。縦走路に出た時,Nと毛無山の方角を見て,Mk達に想いを寄せました。

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  2. この山行の参加も考えましたが,自分のさらなる技術UPを望んでTの実践講習に参加しました。縦走路にでた時には山並みの中から毛無山を眺めました。次の休みには西毛無~毛無へ歩いてみよと思います。

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  3. 私たちも、剣が峰を見ながら、手を振りました。同盟登山と言いますか、心がつながっているように感じます。これもまた素敵ですね。文学的なプロローグと、絶妙な突っ込みをいただきありがとうございます。本も読み過ぎるとおかしい方向に進むようです・・・

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  4. N氏、お疲れさまでした!西毛無は冬限定?毛無からトレースを見ることができました。あそこも面白そうですね。雪のつき方がとても素敵な山でした。また、色々と教えて下さいね~

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  5. お世話になりました。天気も良くて気持ち良かったですね(^_^)
    1年前に買っていたわかんが、やっと使えて良かったです。これからも、わかんを使える山行をしたいと思いました。

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  6. Y氏、大変お世話になりました。ありがとうございました。天気が気持よくて最高でした!また、ワカン山行、同行させて下さいませ。比婆山縦走も面白そうですね~

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