2014年3月2日日曜日

2014春 冬季登攀研修会

現在の日本山岳協会が推奨している,最新のSAB(スタンディングアックスビレー)の伝達講習にYCCから4人(T,Y,Mm,Mi)参加してきた。
Miは近々の北壁8合尾根に向けて,Mmは教える立場からたまには教わる立場で参加したそうな。私とYは何だろう,とりあえず木曽駒・宝剣岳に向けてにしておこうか。
内容はシンプルにSABとのそれに関連したこと。SABはよく知っているつもりであったが,あらためて再認識,再整理することができた。今度の例会で伝達講習の伝達講習をYがします。
早速,実践ということで,Yと三鈷峰北稜が決定した。
3班に別れて練習しました
①日時:2014.3.2(日)9:00~13:00
②場所:米子工業高校山小屋の裏斜面
③参加者:YCC(T,Y,Mm,Mi),その他
④感想:
・まずは足場となるプラトー(フラットな硬い雪面)作りからスタートするが,けっこう時間がかかる。
・別山尾根はSABが使える所,少ないし,使える所は確保が必要ないかも。
・7合,8合,弥山尾根あたりは,有効な確保かな。
・SABで滑落者を止めたあとの処理も反復練習しておく必要あり。

2 件のコメント:

  1. 今回の講習は,以前より関心のあったSABをさらに詳しく教えていただき,とても身になる講習でした。山道具は毎年進化しているようですが,技術や動作も日々進化していると言うことで,こういった講習や研修には次回もぜひ参加したいと思いました。
    次回の三鈷峰北陵。よろしくお願いします。

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  2. かれこれ20年前になるだろうか。昔(今でもやっていると思うけど),文登研なる,名だたる厳しい研修があった。研修は30kg近くのザックを背負い,室堂から剣沢前進基地まで歩くことから始まる。
    剣沢周辺で,雪上訓練のひとつとして,SABをやった。クラストした斜面を上から走り落ちSABで止めるという,めちゃくちゃというか中途半端な訓練ではなかった。確保していた私は,あまりの衝撃に私は吹っ飛ばされ,その時,アイゼンの歯が靴の革を突き破り,皮膚にあたった。大事にいたらなかったが,化膿した足を感じながら研修を続けた思い出がある。
    私の山のスタートはここから始まったかもしれない。きつい思い出しかないが感謝している。
    意欲のある会員諸君,どんどん研修に参加し,高みを目指してほしい。日本の一流の講師が集まる文登研などいいと思うよ。

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