2014年5月10日土曜日

2014春 烏ヶ山~地獄谷

予想外のテクニカルな長時間山行でした。

①日時:2014.5.10(金)
②行先:烏ヶ山~地獄谷
③メンバー:O,Y,E,I
④行動記録:
鏡ヶ成スキー場(9:00)→正面登山道→烏ヶ山(10:30)→駒鳥小屋付近(12:00)→地獄谷→大山滝展望ベンチ(18:00)→一向平駐車場(19:00)
まだ余裕の笑顔
⑤行動概況:
車2台で出発。少し出発時間が遅くなったと感じつつも7時間予想でスタート。1台をゴール地点の一向平に止め,春のうららかな天気の中,鏡ヶ成を出発。烏ヶ山にて小休止の後,鳥越峠を抜け駒鳥小屋へ,まだまだ雪は豊富でスキーを担ぐ登山者ともすれ違う。小屋へは寄らずショートカットでグリセードを使い地獄谷へ。ここまで3時間。まだ余裕のある時間であった。この先,地獄谷で地獄のような沢下りになろうとは予想できていなかった。予想では一般装備で川には入らず行けるだろうと考えていたが,雪解け水による増水と大量に残った雪の急斜面・土砂崩れで我々の行く手を防いだ。
この時期ならではの自然の造形

    

Oが先行して通れそうなルートを探すがあまり選択肢はなく,危ういスノーブリッジや斜面と雪の隙間を覗くと5m下に川が流れるシェルンドもどきのそばを通ってゆく。ヌルヌル逆相スラブも辛い上りでした。
一度は懸垂下降も行った,誰もハーネス,下降器を持っていなかったのでカラビナとスリングで行い非常に手間取る。
氷水の川を渡ること10回以上,時折太ももまで浸かる。もちろん登山靴はビシャビシャ。3度は流れが強めでスクラムを組んで渡る。
ようやく「一向平へ」というペンキが見えたときは皆に安堵の表情が伺えた。最悪ヘッドライト使用も頭に浮かんだがなんとか 日暮れ前にゴール,お疲れ様でした。とてもハードだったが,充実した山行でした。特に地獄谷の滝群は美しい。今度は逆コースで行ってみたいですね。
やっと一般道へ帰還
激しい水の流れ

反省点として,バリエーションを行くものとしてハーネス,ビレイ器は必ず所持すること。正確なロープワークを覚える。雪がありそうならピッケル,アイゼン装備。

今回のルートだと沢靴+軽アイゼンが的確な装備だったかもしれません。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。鳥越峠からの残雪の多さに驚き,地獄谷の土砂崩れに危険を感じました。それでも,とても楽しくて充実した山行だった。雪が解けてから,沢シューズを履いて逆コースは楽しそうですね。

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  2. お世話になりました。
    初めての地獄谷山行は、とても刺激的でした。
    筋肉痛で体は疲れていますが、心は満たされています。
    これで終わりにせず、自分に足りないもの強化し、次につなげていこうと思います。
    先輩方の洞察力や判断力のおかげで、無事にゴールできたことを感謝いたします。
    ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

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