2014年12月29日月曜日

2014冬 西毛無山~毛無山~白馬山

今年1月7日のブログ(2014新春 西毛無山~毛無山~白馬山)によると,O,Nコンビは4時間で周回している。
本日も晴天なり,装備はスノーシュー&ワカン,条件は同じ。果たして結果はいかに・・・
即席のゆるキャラ「西毛無くん」と
①日時:2014.12.29(月)
②行先:西毛無山~毛無山~白馬山
③メンバー:T,N,I
④行動記録:
 田浪登山口P(8:10)→西毛無山(10:40)→毛無山(11:45)→白馬山(12:55)→田浪登山口P(13:35)
⑤行動概況:
本日はNの計らいにより,私が先達を務めることとなった。
稜線に近づくにつれ,雪をまとったブナの間から,青空が飛び込んできた。
 
晴天をスクリーンにブナ林を行く
冬の青空は,何と深くまぶしいことだろう。足を止め,見とれながら,さりげなく急登の先頭をNに代わる。
稜線に出て西毛無山へ向かう途中,宝仏山へ続く尾根を確認し,宿題を思い出す。
西毛無山まで前回は1時間45分,今回は2時間30分。Oのとてつもない速さを思い知る。
パウダースノーを何とかまとめ,雪だるま?を完成させ記念撮影。
毛無山へ向かい徐々に下ると,広く真っ白な稜線には流れる雲の影が映り,その中を歩くTとNの姿が格好良かった。再び急斜面を登り返し,毛無山に到着する。
雪と影の演出!?
大休止を済ませ,カタクリ広場を通過,雲隠れしつつある大山を眺めながら白馬山へ向かう。
先頭はNになったりTになったりしながら,トレースを上書きし,下山した。
⑥その他:
今年も残すところあと2日。
数年前に初スノーシューを案内してもらったNと,「歩き方」の指導者Tとご一緒できたことは,私にとって最高の登り納めとなりました。

2014年12月27日土曜日

2014冬 大山(元谷)

今回の山行のテーマは自分なりに決めていた。Fuには山スキーの魅力,機動力を感じてほしく,Mtには弥山尾根の取り付きと雰囲気を知ってほしかった。Mt曰く「これで北壁は任せなさい」とのことだ。
取り付き目指し上ります
現在うちの会員で一番やる気のあるのはFuだ。私が何十年もかけて歩いた大山周辺を数年で歩いてしまう勢いだ。あと残っているのは,甲川の沢登りと北壁の登攀らしい。これってどういうこと?大山周辺を一番知っているなんて自負しているYCCってたいしたことないな!やる気のあるメンバーには,できるだけ付き合ってあげて経験を伝えたい。結局,今年は会員の中でFuと行くことが1番多かった。
別山は任せろのポーズ
今回のコース,最初はユートピア,天狗ヶ峰,剣ヶ峰方面での冬山トレーニングも考えたが,山スキー特訓中のFuの希望で,大山元谷に決めた。
あ~しんど
もちろん私も雪をまとった北壁を間近に見たかった。いつ見ても北壁は荘厳で美しかった。引き込まれるように弥山尾根1ピッチ登ってみる。メンバーのためと言いながらも,実は私の北壁のモチベーションをあげるための山になった。来年早々北壁に行ってみるか。
今年も生き急ぐように山に向かった。どこに行きたいの?体が喜ぶから歩く?メンバーが喜んでくれるから歩く?行きたい所を熟成させるため歩く?ようわからん,そんなところだ。
猛烈ラッセルで1ピッチ登ります

①日時:2014.12.27(土)
②行先:大山(元谷)
③メンバー:Fu,Mt,T
④行動記録:
大山モンベル(7:10)→元谷(8:30)→(10:40)弥山尾根西稜取り付き(12:10)→大山モンベル(13:30)
⑤行動概況:
メンバー各自,ピッケル,アイゼン,3種の神器の装備を持ち(仰々しく),大山モンベル横を歩き出す。山スキー2(T,Fu),ワカン1(Mt)のパーティだ。
今回の山の最高到達地点
山スキー組は大神山神社まで,山スキーを担ぎスキーブーツで歩き,大神山神社からはシールを付け,山スキーで元谷に向かう。この一連の行動はFuにとって初めてのことで,きつかったに違いない。
元谷にはそこそこの積雪あり,直上,滑降できそうだ。前回の山(7合尾根)はラッセルに苦しんだが,今回は山スキーなので深雪ウェルカムだ。
元谷からFuに山スキーの操作を教えながら,ストレートにジグザクに,北壁目指し上がって行く。Mtはワカンで先行するが,いつものように追い抜く。最近はMtを追い抜くことに快感を感じる。
北壁を眼前に望みながら進む。なんて気持ちがいいんだろう。弥山尾根取り付き直下(正確には直下の木)でアイゼン,ピッケルに装備を変え,弥山尾根側面から1ピッチ登ってみる。最初は胸まで埋まるラッセルだが,素晴らしき景観なのか,何故か苦にならない。尾根に出ると,正面に別山が大きく現れ,気持ちも高ぶってくる。雪はしっかり着いており,これなら弥山尾根行けそうだった。どうしようか?一瞬頭をよぎる。私が行こうと言ったら行ったかもしれないが,欲求を我慢することが大切である。これで,メンバーにとって北壁のモチベーションアップになったのは間違いないだろう。
短時間に上達したFu(まだまだだけど)
帰りはシールを外し,かっこよく?スキー滑降だ。FUは山スキー始めて今シーズン3回目で北壁直下から元谷まで,滑り降りた(途中頭から突っ込んだことあったが)。ゲレンデ以上の滑りを見せた。嬉しかった。たいしたもんだ。少しだけ教えた甲斐があった。
元谷からは林道,中ノ原スキー場経由で帰着した。
短い時間だったけど,密度の濃い内容と楽しさを共有でき,毎度の事ながら,メンバーに感謝する山になった。

2014年12月23日火曜日

2014冬 大休峠避難小屋①

山行案内では甲ヶ山北西尾根でしたが,積雪状況から大休峠へ変更し気持ちの良い純白の森の木漏れ日を歩き大休峠避難小屋まで行ってきました。
甲を眺める
①日時:2014.12.23(火)
②行先:大休峠避難小屋
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
香取除雪最終地(7:20)→甲川分岐(9:00)→大谷ポール(10:20)→大休峠避難小屋(11:05)→香取除雪最終地(14:30)
⑤行動概況:
林道を歩き北西尾根の甲川下降ポイントを覗きに向かい,北西尾根を眺める。
積雪1m以上になれば向かってみよう。林道舗装終点付近からワカンを履き歩くがスノシューにしなかったことを後悔する。
小屋横から
トレースの全くない純白の森歩きは気持ちよく清々しい。
アカゲラが樹をツツク姿を眺め,写真を撮ろうとするも立ち去られてしまい残念。雪の大谷を越え息を整え一歩きすると避難小屋が現れる。小屋で大休止し,来たトレースを使いピストンとした。帰路はあまりにも気持ちよく何度も昼寝をしたくなる衝動に駆られるが,理性を保ち下山予定時間の15時には間に合うことができた。
森で見つけた人工物



⑥その他:
YCC冬山計画で大休峠は初級です,夏道キックステップ,大休峠とステップアップしてきましたので次は中級かな?北壁?カッコいいけど今は冬の甲ヶ山に心が奪われて,攻略したい。

2014年12月21日日曜日

2014冬 大山(7合尾根)

8合沢を上がる(登るではない)
前日は,新規会員のAsとOeの顔見世を兼ね,忘年会をいつもの山小屋でやる。11人の寂しい忘年会でしたが,心安らぐ時を過ごしました。ビーコン購入をめぐっての議論の時は少々ヒートアップしましたが・・・ 現在,会として,ビーコン,プローブ,スコップの3種の神器を8セット保有しており,冬山行かれる人は使用して下さい。冬山の夏道でも3種の神器の携帯が会として義務付けられました。
翌日の山行は,北尾根を計画するメンバーや8合尾根を計画するメンバーもいたが,せっかくだから一緒に行こうということになり,折衷案で7合尾根に行くことにした。7合尾根,なめてました。寒さとラッセル,今の私にとって少々きつい山でした。
交代しながら進むきついラッセル
①日時:2014.12.21(日)
②行先:大山(7合尾根)
③メンバー:Mk,Mt,E,Y,Fu,I,T
④行動記録:
南光河原P(7:30)→元谷(8:30)→7合尾根取り付き(10:40)→夏山登山道(14:15)
⑤行動概況:
出発予定時刻7時,遅れること30分,南光河原Pを出発する。7合尾根だし,時間に厳しい私がイライラしない。一時が万事,こういう山に対する姿勢が失敗を招く。反省する。
7合尾根を登る(上がるではない)
元谷まで,前日のと思われるトレースを進む。元谷からは案の定,トレースなし。まだ雪少ない12月,こんな所に行こうとするパーティいないだろう。実際はけっこう雪はあった。スノーシュー2,わかん1の先導で,上がって行く。
上部の堰堤は氷結している箇所があり,アイゼンを装着する。
7合尾根に入ってからは,新雪ラッセルの連続で遅々として進まないし後ろは寒い。誰か撤退を言わないのかと思ってました。
ラッセル先頭には「2番手が控えている,力一杯,泳ぎながら進め」と激を飛ばす。
こういう状況では絶対ひとりで行くのは嫌だ。大人数でワイワイガヤガヤ進めば,きつさも半減する。大人数のメリットだ。
やっと夏山登山道に出ました
夏道が近づき,登山者や声を確認できるようになり,もうラッセルしなくてもいいと思いほっとし,7合尾根上部でトラバースし夏道に抜けました。
今回は(も)メンバーにお世話になり,楽しいというか厳しい体験させてもらい感謝しています。
⑥その他:
また新たにAs,Oeの2人の仲間が加わった。忘年会で聞いた2人の横顔というかエピソード紹介をします。
福山から来てしてくれたAs,当初は伯耆大山駅から大山寺まで,歩いて来る予定だったらしい。雨だったのでバスでどんぐりPまで行き,そこからはスキーを担ぎ,ブーツを手に提げ,歩いて小屋までやって来た。たいしたもんだ。
青谷から来てしてくれたOe,2年間YCCのブログをチェックし続け,勇気を持って加入の意思を表明してくれた。ブログをコツコツ更新していた甲斐があり,嬉しかった。彼はマラソンもしているとの事,見るからに体力がありそうだ。
最近新規会員が増えた。会に対して過剰の期待をしないでほしい。みんなが自主的,主体的に会を盛り立てていけたらと思っている。

2014年12月16日火曜日

2014冬 琴引スキー講習会

昨シーズン始めた山スキー。たくさん転んで思ったことは,ゲレンデで練習してから山に行ったほうが良いということ。琴引フォレストパークの山荘に1泊して,スキー集中特訓を受けてきました。SAJ1級のMtuとTに講師をお願いし,ご指導いただきました。いつものことながら親切に,また,熱心に教えていただき心から感謝しています。
天気も良くしっかり上達しました
①日時:2014.12.15(月)
②行先:琴引フォレストパーク
③メンバー:T,Mtu,Fu,Mk
④感想:
朝早くに松江道吉田の道の駅に集合して,9時には琴引でスキーを開始する。講師陣の後ろにぴったり付いて何回も滑降する。板に乗る感覚と言うか何というか,うまく言い表せないが何かを掴んだような気がする。この冬は,自分の立てた課題の多さに早くもどうしようかと心配しているが,スキーの練習を優先して,しっかり身につけたいとも思った。もう少し早い歳で山と出会えたら,もう少し早くYCCに出会えていたらと,最近つくづく思う。
そんなことを考えながら黙々と続け,気がつけば4時半のリフト終了時間まで滑った。
Mtuの指導を受けるFu
その甲斐あって,私もFuも,成長の手応えを感じることができ大満足だった。そのあと温泉に浸かり,MtuとTから山の体験をじっくりお聞きすることができ,とても貴重な時間を過ごさせていただいた。YCCの仲間や先輩方と語り合えるこの貴重な時間は,私にとって,大好きな時間だ。寛容な優しさの中に,泣きたくなるような厳しさもあり,それを乗り越えた時のスカッとする笑顔がそこにある。後厄の歳になった私にも,岩,沢,雪そしてスキーと,それぞれの分野でエキスパートな師匠がいることが,こんなにもありがたいことかと,あらためて心より感謝した1日となった。

2014年12月9日火曜日

2014冬 大山(夏山登山道)②

山頂碑で一枚
Tのブロードキャストだけを頼りに7時にどんぐりPへ,Tが待っていてくれた。Tには物足りないと思いますが,夏山登山道で今シーズン初の雪道を歩いてきました。
①日時:2014.12.9(火)
②行先:大山(夏山登山道)
③メンバー:T,N
④行動記録:
南光河原P(7:30)→山頂→南光河原P(11:30)
⑤行動概況:
HPの冬山計画の一番上段に記載のある,雪上歩行,これができて中級へ。基本に忠実にキックステップで山頂を目指す。クラストした雪面に数センチの新雪があり,キックステップを効かすには,ちゃんとした蹴り込みが必要で基本歩行の習得には好条件でした。登行時は終止ガスに包まれ足跡一つない状態でしたが,頂上避難小屋に人影が・・・ 前日から泊まりで視界不良で下山を躊躇していた,イラストレターで山岳ガイドの橋◎歌○さん?(だと思いますが)が独り居られ,山小屋の撮影に訪問されていました(ブログ見られたらコメントください)。下りはイラストレーターの方を追うように下りましたが,この方の足取りは速く,走るように下っていました。上り下りとも終止後ろからTに見られドキドキの雪上歩行となりました。
⑥その他:
Tと2人での山歩きは久々でしたが,一緒に歩くことができ,すごくスッキリしました。ありがとうございました。キチンと雪上歩行の習得はできていましたでしょか?
山渓の,それ行け避難小屋?に掲載されるようです。TNの小屋風景で掲載されれば良いですね。

2014年12月8日月曜日

2014冬 大山(一ノ沢~弥山~桝水高原)

老若男女6人,冬山シーズンのスタートを大山で切り,雪の感触を楽しんだ。大山ってやっぱり素晴らしいね。大山が近くにあることに(近くに生まれたことに)感謝せんといけんね。
大ノ沢という話もあったが,また私の我儘に付き合ってもらい,一ノ沢になった。それでも環状道路からのプチラッセル,一ノ沢からはピッケルを使用した登行,頂上ではビーコンの使い方講習,内容の濃い山行でした。皆さん次に繋がる山行になりましたか?
安易に次はバリエーションなどと言ってはいけません。それ相応の力つけてからね,と言いながらもMkの北壁企画期待してます。
紺碧の空に向かって一ノ沢を直上する
①日時:2014.12.8(月)
②行先:大山(一ノ沢~弥山~桝水高原)
③メンバー:Mk,Mr,T,Ya,Ys,Fu
④行動記録:
桝水高原P(7:40)→一ノ沢林道(8:36)→一ノ沢(9:20)→(11:33)大山山頂(12:43)→(正面登山道経由)→桝水高原P(14:30)
⑤行動概況:
ビーコンを各自装着し(うーん,ビーコンねぇ?訓練,訓練!)桝水高原環状道路ゲートをスタートする。
環状道路には轍,ボードのトレースが残り,思った以上に歩き易く,ラッセルを期待していたので少し拍子抜けする。バージンスノーは,一ノ沢に入ってからだった。
一ノ沢からは沢のど真ん中をピッケル片手に紺碧の空に向かって直上する。気持ち良い上りなので,途中コースを右に取り,筍岩にも寄った。もう少しクラストしたらピッケル,アイゼントレーニングに良いだろう。
途中,筍岩に寄ってみる
山頂避難小屋で昼食後,ビーコンを埋没させ,ビーコン捜索訓練のおまけまでしてきました。
帰りは正面道経由で桝水高原に下る。シリセードには最高の斜面で,いい年した大人達が子供のように歓声を上げながら滑り下る。調子に乗って登山道を外しブッシュに突入,YCCは冬山でも藪漕ぎをするのかと苦笑する。再び登山道に合流し,スキー場を走り下り,駐車場に計画通り14時半に帰着した。
老若男女6人

⑥後記:
全行程,大山の雪景色は,いつものことながら美しかった。メンバーもそう感じたはずだ。想定通りなどと生意気なこと言わず,大山の素晴らしさを素直に感じたい。
今の自分の力じゃ,厳しい山はできないし,大山のここに行きたいという気持ちもない。どこでもいい,仲間と体験,感動を共有できる山ができたらいいと思っている。

2014年12月7日日曜日

2014冬 大山(夏山登山道)①

山頂碑と一緒に
雪に誘われて大山に行ってきました。晴れはしないものの,天候は安定していました。

①日時:2014.12.7(日)
②行先:大山(夏山登山道)
③メンバー:Y,E,St
④行動記録:
大山寺P→頂上避難小屋→大山寺P
⑤行動概況:
今日の大山は駐車場が一杯になって,止めるところがないのでは?と思っていたが,駐車場はガラガラでびっくりした。今年も22日までは駐車料金無料だ。今回も登山届を現地で記入し出発した。Stは雪の大山が初めてのようで不安だったらしいが,私はそんなことは全く知らず,淡々と歩き始める。立ち止まってみると,風も無く静まり返った登山道は,とても神聖な場所に思えてきた。やはり,雪の大山はいい。のんびり歩いて,2,4,6合目で休憩する。そのたびに体温調整のために着替えるStは,頂上の石碑と一緒にカメラマンEに写真を撮ってもらい満足していたようだ。今回はアイゼンを履かなったが,次回はピッケル,アイゼンの練習をしようと話しながら,忘年会をするいつもの小屋の場所を案内して駐車場に着いた。

積雪情報:登山口30cm,山頂付近50~75cm