2015年5月26日火曜日

2015春 滑床渓谷(雪輪の滝~奥千畳~二の俣~三本杭)

豪華じゃないけど豊かな夕餉
山行案内では木曽駒を検討していた。雪解けが早くかろうじて千畳敷カールに残雪があるらしい。雪のない木曽駒には興味なく中止にしようと考えていたが,同行を予定していたYsの代案で滑床渓谷に行くことになった。
Ysの計画ではツェルトビバークを考えていたようである。さすがに寒さに弱くなった私は勘弁してもらい,1日で回れるコースにしてもらう。
滑床渓谷は四万十川支流の目黒川の上流域にあり,滑が延々続く渓谷である。沢登りというより,沢歩きであるが,期待に通り滑は美しかった。
出合滑
①日時:2015.5.24(日)~25(月)
②行先:滑床渓谷(雪輪の滝~奥千畳~二の俣~三本杭)
③メンバー:T,Ys
④行動記録:
【5/24】松江西IC(6:30)~三間IC(11:00)~万年橋(11:45)⇔雪輪の滝往復
【5/25】万年橋(7:50)→出合滑(7:58)→雪輪の滝(8:21)→奥千畳(11:01)→熊のコル(12:41)→三本杭(13:40)→万年橋(15:24)
⑤行動概況:
雪輪の滝の第一層上部
松江道,しまなみ海道と走り四国に入り,滑床渓谷のスタートとなる万年橋に到着する。近くにキャンプ場がありテントを張る。時間的余裕があったので,沢装備に着替え,万年橋から雪輪の滝まで遡行してみる。滑は出合滑から始まるが,雪輪の滝まで,滑,散歩道を交互に歩きながら上がって行く。
雪輪の滝ではキャニオニング(落合淵の飛び込み,ウォータースライダー)をしているグループがいた。
雪輪の滝は全長300mで5層からなるらしい。2層まで上がってみる。滝と滝に間の苔が美しかった。
二の俣
昨夜の食事(ハムと玉ネギのステーキ,サンドイッチ等)の続き,朝食も盛りだくさんメニュー(親子丼,クリームシチュー,薬膳スープ,パン等)にスタートが遅れる。山に対する真剣さが全くない。それでもザックに補助ロープをしのばせ,スタート。
雪輪の滝まで散歩道を歩き,雪輪の滝上部から入渓する。滑の連続で飽きさせない。淵を覗くと,魚(アマゴやハヤだろう)が群れる。釣具を持ってこなかったことに後悔する。何とYsは持参していた。餌はないようで,石をひっくり返し川虫を餌に釣り糸を垂れてみる。釣れはしなかったが,当たりもありそれなりに釣りを楽しんだ。
三本杭
奥千畳(本流と二の俣の出合)から二の俣を上がり,稜線上の熊のコルの出て,三本杭に寄り道し,桧尾根を下り,万年橋に帰着した。
⑥その他あれこれ
・行動はシュミレーション通り,景色も想像通り。一番のトピックスは沢登りより豊かな食事かな。
・Ysが滑って転ぶのを2回目撃した。場所によってはウォータースライダーだっただろう。言いたいことわかるよね。
・二の俣,沢の水が涸れた辺りからヤマシャクヤク,三本杭からの稜線はアセビ,シャクナゲの群落があった。花の時期はいいだろう。
・下山後駐車場で薬膳うどんを作る。美味しかった。最後まで食にこだわる。

5 件のコメント:

  1. 大人になれない大人がここに2名いますね、羨ましい。そんな先輩をどこまでも尊敬し、見習います。今日は、ハンモックに揺られて星を眺めて眠りにつきます。

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    1. 甲川と滑床渓谷,比較の対象になりませんでした。
      貴方の好きな甲川の夏がやってきます。昨年から連れて行くから連れて行ってもらう立場に逆転しました。今夏もよろしくお願いします。
      Ys,ビバーク好きみたいだから「焚火付きビバークin甲川」企画してみて下さい。

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  2. 「Ysが新品フエルトソールでニ回も転ぶ一方、擦り減って角のとれた靴のTは全く滑らない」ドヤ顔で「もっとこけろ」的なことを。同じ竿を持ってもTだと食い付く魚たち。まあいいです。
    登攀力ゼロの私が沢に行くのは焚火して粗い地面に寝たいが為。今回キャンプ場でしたが焚火だけは深夜までしました。

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    1. 薬膳スープにウドン,美味しかったです。身体が喜びました。
      転倒について一言。確率の問題で,転倒をよくする人は事故を起こし易い。私は山行終了後よく訊ねます。何回転んだかと。よく転ぶ人とは怖くて一緒に歩けません。2回転んだのが安全な所でよかったね。

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    2. 自分で選んで歩け、と言われたので「ここ滑ったらオシマイだな」と思う場所は巻き(高くならないよう気をつけて)ました。Tはそのままスタスタ。横綱と幕下の差(^_^;)

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