2015年8月19日水曜日

2015夏 甲川(上の廊下F1,F2)

夏の終わりを惜しむ前に,甲川に水遊びトレーニングに行ってきました。
①日時:2015.8.19(水)
②行先:甲川(上の廊下F1,F2)
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
香取P(10:00)→上の廊下F1,F2→香取P(12:00)
⑤行動概況:
次はいよいよ左岸突破(画像は以前の画像)
前回,皆で行った甲川の復習とやり残しを処理するため,先ずはF1を鐙トラバースで越え,F2の本流をフリーで越えた。すぐさま飛び込み入り口に戻ると,京都の山の会のお2人が完全遡行で上がって来られたので,突破を見学させて頂く。先ず最初の淵の中央まで泳ぎ全容を確認,戻ってくる,そして泳ぎで中央突破,F2をフリーで突破し後続も続く。私も泳ぎとフリーでF1を上がりF2の見学モード。F2はやはり右岸の残置を利用して突破となる。ついでに私も確認の意味でもう一度,F2をフリーで越え,お2人に別れを告げて飛び込んで帰路につく。無駄なく,安全なロープワーク,とても勉強になりました。短時間でしたが,ありがとうございました。鐙と泳ぎで2回の突破ができ,いいトレーニングとなりました。
夕方からの所用のため,早々に出渓となりました。
⑥その他:
今日は,マムシとガマがクルクルと水流を回っていました。
次は,いよいよF2左岸突破,誰か休み合わないかな?

2015年8月18日火曜日

2015夏 甲川(下の廊下~上の廊下F2)

一頃の猛烈な暑さも一段落,早朝の涼しさに秋の訪れをかすかに感じつつ,リーダーNの呼びかけに集まった5人で甲川へ向かった。
①日時:2015.8.16(日)
②行先:甲川(鶯橋~下の廊下~中の廊下~上の廊下F2)
③メンバー:N,Mk,Y,Tn,As
④行動記録:
鶯橋(6:50)→冑滝(10:00)→上の廊下F2(12:30)→林道P(14:00)
⑤行動概況:
夏休みの甲川_2015
青空の広がる香取Pに集合,予報によると15:00頃から天候が崩れるとのことなので,手早く準備を済ませ,6:50 鶯橋より入渓。前々日に雨が降ったようだが水は多くない,つまり冷たい。
リーダーNを先頭に交互に現れる樹林帯とゴルジュ帯を遡行。私にとっては初めての甲川,息を呑むような絶景の連続に目を奪われるが,緊張感を持ち慎重に歩みを進めた。
冑滝以降の滝は巻くことなくフリーまたはアブミを駆使して上の廊下F2まで突破,全員大満足で2015年版「夏休みの甲川」を終了した。
⑥その他:
・安全第一ということで危険個所では躊躇なくロープを出したことによりやや時間がかかってしまい,目的の一つであった上の廊下でのアブミトラバースはタイムアップ,次回に持ち越しとなった(アブミ自体は全員持参)。
・目下の懸案事項は,アブミトラバースを含むA1訓練と上の廊下F2のフリー突破。何とか今期中の実現を目指す。
・先行するリーダーNについて行くので精一杯,先頭を任せてもらうにはまだまだ勉強と経験が必要。但し,甲川のシーズン終了は遠くない。

2015年8月10日月曜日

2015夏 甲川三昧

一般的に三昧とは集中している事を示すが,本来は仏教用語で欲の部分が取り去られて心が統一されて動かさざる状態を言うらしい。こんな状態で甲川に向かいたいが,今の私は揺れる男?になってしまった。
先が見えなくなり,数年前までのあの熱意はどこにやら,行きたいのか行きたくないのかよくわからない。それでもこんな私を連れて行ってやるというメンバーに感謝しなければいけない。ウェットスーツまで用意してくれた。世代交代でYCCにも「のぼせもん」が出てきてくれたらそれで良い。

最近のYCCの甲川(日時・カテゴリー・行先・メンバー)
①8月4日(火)・甲川沢登り・下の廊下&上の廊下F2・Mk,N 
上の廊下F2(フリー突破は難しい)
目的?Mkの懸案の滝のフリー突破らしい,挑戦したのは3つ,上の廊下F2以外はフリー突破したとの事。最初は鶯橋スタート後すぐに現れる小滝,1m以下だが足場が悪くなかなか乗っ越せない。私は今まで2回しか滝を直上していない。
2番目は,天王滝奥にある1m程の滝,水流強く,ショルーダー,アブミ,フックを駆使して突破するが,滝を直上したこと聞いたことない。さすがYCCのヘラクレスMk,大した馬力だ。ここを突破後,鶯橋に引き返し,上の廊下に移動。F1はNはアブミトラバース,Mkは泳ぎで上がり,F2左岸を突破を検討中,上から蛇(ヤマカガシ)が落ちてきて淵の回りをグルグル回り始め,怖くて退散したそうな。

②8月6日(木)・甲川バケーション?・二の谷出合・Ys,T
岩魚が焼けるまでの至福の時間
目的?避暑と周辺の清掃。目的地に着くと,私はいつものようにタープを張り,蜩の鳴き声を聞きながら,岩魚焼き用の串をナイフで削る。のんびりとした至福の時間。その頃,上の廊下で1人アブミトラバースの練習をしてきたというN川(NCC)に会う。昨日は内の会のFuと下の廊下から上の廊下まで通しでやったそうな。そんな「のぼせもん」が私は好きだ。
夕まずめ,おもむろにに竿片手に川の中へ。早速Ysが小さい岩魚を釣り上げる。釣ったというより,引っかかったというのが正解だろう。私もルアーで1匹ゲットして釣りは終了。岩魚は3時間程素焼きにして骨酒にしていただき,タープの下で就寝。焚火周辺の清掃,燃えカス,炭は灰に,小さなゴミも集め持ち帰りました。もう少し「来た時よりも美しく」精神で山に来てくれたなら・・・

③8月9日(日)・甲川沢登り・牛飼尾~二の谷出合・Mt,T
Mt甲川初泳ぎ
Mtとは久々の山,彼とは別山,赤木沢と初めての山に付き合う事が多い。今回も甲川初デビュー,彼の力なら下の廊下から上の廊下まで行けるかもしれないが,明日のために自重する。自重というより今の私には無理である。
1時間ちょっとの沢登りであるが,明日のための適当な足慣らしになった。Mt,写真の淵で少し溺れかけたけど,初めての甲川どうだった?
今日はY崎(NCC)が会社の同僚を連れて上がってきた。鶯橋から二の谷出合まで4時間半で来たらしい,かなり速い!!

④8月10日(月)・甲川沢登り・下の廊下~中の廊下・Tn,I,Ys,Mk,N,T
全身で甲川感じました
リーダーN,サブリーダーMkにはお世話になった。安全にスピーディに沢登りが実行された事も嬉しいが,それ以上に会員が6人も集まったのが嬉しかった。トップを若いもんに任せて後ろから行くのもようやく慣れた。冑滝手前の核心(水量強い場所)わざと?初めて落ちてみた。嘘です。全身甲川を感じて気持ち良かった。
I,Tn,初めてのこのコースどうだった?次は会員,連れて行ってあげてよ!
Ys,10数年ぶりの甲川どうだった?YCCの沢登りも楽しいでしょ!

2015年8月5日水曜日

2015夏 北アルプス(槍ヶ岳)

昨年の剱岳遠征(7/247/27)の帰りに「来年は槍ヶ岳に登る」と決まってから1年が経った。ルートに関しては紆余曲折あったが,今回は西鎌尾根から登ることに決定。好天に恵まれたうえ,非常に歩き応えのあるルートであり,北アルプスを満喫できた。
この山(槍ヶ岳)のてっぺんに登りました
日時:2015.7.31(金)~8.2(日)
行先:北アルプス(槍ヶ岳)
メンバー:YESzMt
行動記録:
【7/31】新穂高センター(6:25)→(7:40)わざび平小屋(8:00)→(8:20)小池新道分岐→(9:10)秩父沢出合(9:40)→(10:50)シシウドヶ原(11:40)→(12:30)鏡平小屋(13:30)→(14:30)弓折岳分岐(14:40)→(15:45)双六小屋
【8/1】双六小屋(5:45)→(6:15)樅沢岳(6:35)→(7:40)左俣岳(7:55)→(9:40)千丈乗越(10:00)→(11:30)槍ヶ岳山荘(12:00)槍ヶ岳(12:30)→(13:00)槍ヶ岳山荘(13:30)→(14:30)千丈分岐点→(15:45)槍平小屋
【8/2】槍平小屋(5:00)→滝谷出合(5:40)→白出沢出合(6:40)→穂高平小屋(7:30)→新穂高センター(8:10)
行動概況:
7/3130日の夜9時に米子を出発し,31日朝5時に新穂高温泉に到着する。無料駐車場は既に満車状態であったが,ちょうど1台分空いており,かろうじて停めることができた。空は青く申し分ない。朝食を取り,身支度を整えてから新穂高センターを出発する。
整備された林道を1時間ほど歩くとわさび平小屋に到着したので一休みする。そこから20分程度歩き小池新道分岐に着くと,ようやく登山道に切り替わり本格的なスタートとなる。
移動の疲れと睡眠時間の少なさなどから体が重いうえに,傾斜がキツくなり始めたため,皆の表情がだんだん険しくなる。秩父沢出合で水を補給し,強い日差しを浴びながら歩いたためシシウドヶ原に到着するころには滝のような汗が流れ落ちていた。その後40分程度で鏡池に着いたが,ガスがかかっていたため残念ながら槍ヶ岳が映っていなかった。そして鏡平小屋に到着し,名物のかき氷を食べてのどを潤した(9割以上の登山者が食べていた)。
小池新道分岐でまだ余裕の表情
小屋からの登りは植物を見ながら歩くことで疲れもまぎれる。弓折岳分岐まで登ると,後はほとんど緩やかな道となるため,一安心である。そこからさらに歩き,花見平ベンチ,くろゆりベンチの花見スポットを通過して,ようやく幕営地である双六小屋に到着した。
テントサイトには既に30張程度のテントが見えたが,容易に場所を確保できたため設営して,夕食を取り翌日に備え2000に就寝する。
8/13時に起床し,食事を取る。準備をしていると空が明るくなり始める。雲一つない青空という最高のコンディションのなか双六小屋を出発する。樅沢岳に登ると,ようやく槍ヶ岳を望むことができ,皆のテンションが一気に上がる。ここからは,常に槍ヶ岳を見ながら進むことができるうえ,硫黄乗越までは花畑があるなど,ようやくアルプス感を味わうことができた。左俣岳を経由して千丈乗越に近づくと,ガレ場とクサリ場が数か所続き,緊張感のある歩行を強いられる。そして,千丈乗越でしっかり休憩し,槍ヶ岳山荘へ向かう。
千丈乗越を過ぎ槍を目指す
迫りくる山頂を見ながら,皆で「山頂までの岩場はどれぐらい渋滞しているのかなぁ?」と話すなど,表情や気持ちに余裕が表れる。約90分で小屋に着き,ヘルメットを装着してサブザックに貴重品などを入れて準備する。
山頂を見上げると,岩場やハシゴを登る登山者がちらほら見えるが,極端な渋滞にはなっていない(ラッキー!!)。両手両足をしっかり使いながら慎重に登ること約30分,3つ目のハシゴを登ってようやく山頂に到着した。
槍の山頂にて槍ポーズ?
山頂からの景色は青空と山に囲まれ壮大であり,これまでの苦労が報われるような爽快感と達成感があった。78名程度が写真を撮ったり岩に腰を掛けたりして休憩しており,我々も集合写真や一人ずつ記念撮影をする。いろいろしているうちに30分ぐらい経過したため槍ヶ岳山荘へ下山する。小屋で記念品を買ったり,食事を取ったりして,槍平小屋へ向かう。下り始めは斜度がキツいため転びやすく,また,千丈分岐点までは日差しをまとも浴びるため,体力も奪われやすい。しかし,千丈分岐点を過ぎると樹林帯に入ることから,歩きやすくなる。そうこうしているうちに槍平小屋に到着した。
8/23時半に起床して手際よく朝食と撤収を行い,5時に槍平小屋を後にする。ザックが軽くなったせいか,皆足取りが良くコースタイムよりも早く滝谷出合,白出沢出合,穂高平小屋に着く。そして,810に新穂高センターに到着した。下山後は「ひらゆの森」で温泉に浸かり食事をして帰途につく。米子到着は1950であった。
トピックス:
・双六小屋の店員(お姉さん)は愛想が良かった。
・初日の夕食に皆でポテトサラダを作り,とてもおいしかった。
・槍ヶ岳山荘に自動販売機が設置してあり,便利だけど少しショックだった。
・槍平小屋へ下る間,すれ違った登山者は10名にも満たなかった。どうやら午後から飛騨沢沿いに槍ヶ岳に登る登山者は少ないようである。
・槍平小屋の横を流れる沢に素足を浸けてみたが,あまりの冷たさに1秒もたたずに足を上げる始末であった(冷たいを通り越して痛い)。

2015年8月1日土曜日

2015夏 甲川(天王滝)

連日の猛暑に涼を求めて・・・
初心者ウェルカムの沢登り講習会「下の廊下・三連の釜トレーニング遡行」が開催されました。本日のテーマは、残置物を極力使用しない。
①最初の滝

①日時:2015.8.1(土)
②行先:甲川(天王滝)
③メンバー:N,I
④行動記録:
鶯橋(9:25)→天王滝(10:50)→鶯橋(12:15)
⑤行動概況:
鶯橋より入渓後,連漠帯の入口までは河原を歩き足慣らし。
写真①:最初の滝
右側の岩を高巻きすることにした。
②三連の釜・下部の滝
Nの姿に習い,岩の間を両手両足を突っ張り試みるが,うまく登れず,敢え無く残置ロープを掴んだ。
写真②:三連の釜・下部の滝
右岸の岩を流木は使わず,鐙で乗り越える。
写真③:三連の釜・中部の滝
左岸の岩は,残置のロープを伝い,慎重にトラバースする。何とか滑り落ちることなく渡りきった。
写真④:三連の釜・上部の滝
残置ロープがなくなっていたため,Nが喜んでいた。
③三連の釜・中部の滝
Nがフリーで登り,ロープを垂らしたので,そのロープで登り,一度目は滑り落ちてしまったが,二度目は成功した。
④三連の釜・上部の滝
写真⑤:天王滝に到着,一面に立ち込める水煙が幻想的で美しかった。休憩の後は,泳ぎも交えつつ,高巻き箇所の復習をしながらUターンする。
⑤天王滝
(ウェット素材の上下で寒さ対策バッチリ)
⑥まとめ:
幼少期に岩場で転倒し,怪我をした経験から,沢を渡るのが怖くなってしまいました。それが今回,沢の中を歩いたり岩を飛び乗ったりしながら,一歩一歩確かめることで,不安を和らげることができました。これからも,楽しみながら挑戦して行けそうです。
甲川の水は,澄んでいて涼しく気持ちよかったので,いろいろ工夫をしながら,他のメンバーとも来れたらいいなと考えています。