2016年3月31日木曜日

2016春 瀬戸内海_積善山

歩き始め早々チューリップが迎えてくれた
Siには長年お世話になり,行きたい所あればどこでも連れて行ってあげると言っていた。初めて彼女からリクエストがあったのが積善山だ。
積善山は標高370m,瀬戸内海の岩城島にある山で,3000本の桜の名所として有名らしい。
370mか100m10分で40分弱で行けるね,それは昔の話。平均年齢60歳を越える高齢者カルテットはのんびり,ゆっくり桜を愛でながら歩きました。
私にとってこの山のポイントは,桜も良かったが,積善山山頂での美味しい食事,下山後移動し多々羅展望台での野点でした。
桜を愛でながら上がって行く

①日時:2016.3.31(木)
②行先:瀬戸内海_積善山
③メンバー:T,Ys,Si,準会員O
④行動記録:
小漕港(9:50)→(11:50)積善山(12:30)→小漕港(13:40)
⑤行動概況:
米子6時に出発,松江でYsをピックアップ,松江道尾道道を経由して,しまなみ海道生口島北ICを目指す。
生口島北ICを下り一般道を走り,積善山のある岩城島へ渡るフェリー乗り場に車を停める。
全て手作りの食事に至福の表情をみせるYs
フェリーに乗り継ぎ岩城島小漕港に着いたのが9時50分。
積善山山頂までの沿道には桜以外に,レモン,蜜柑の実をつけた興味?のある木があり,進路を変えながら上がる。
歩き始めの桜は4分咲きといったところだが,不思議な事に上に行くに従って花びらが開いていく。頂上辺りでは満開の桜もあった。
山頂展望台で食事を楽しみ,下山後,多々羅展望台に車で移動し,Ysが用意してくれた抹茶を立ていただいた。野点は初めての体験でした。
⑥手作り料理の内容:
Siの五目おにぎり,Ysの卵焼き,Tのポテトサラダ,Oの山椒入り昆布煮とデザートのケーキ。

2016年3月29日火曜日

2016春 吾妻山と桜とウグイ

厳しい山でなくてすみません
仕事をしながら山の話をお客様にすることがある。聞かされるお客様にとっては迷惑な話だが,中には興味を持たれる人もいる。それではと,ちょっと山の遊びに付き合ってもらった。吾妻山を奥出雲から大膳原を経由して登る。雪もなく,花もなく,山菜もない。何もないが,どっしりと佇む姿は,常に感動がある。落ちた枝を集めて大膳原の野営場でたきび火をする。私の中で,「たき火と釣り」は,最も楽しめる遊びの一つだ。渓流釣りが解禁となったが,いまだにヤマメと岩魚の姿は見ていない。大膳原で,ヤマメの塩焼きを食べてる写真をブログに載せようと,奥出雲の秘密のポイントに出かけたが,全くダメだった。たぶん,水温が低くて,渓流魚は隠れているのだろう。それでも釣る人は釣る。なかなか奥が深い。ならばと,水温の高い下流で桜ウグイを狙ってみた。この時期のウグイは刺身でもおいしい。近くのしだれ桜が満開に近い。1週間もすればソメイヨシノも満開だろう。桜が散って新芽が出るころには,沢登りの季節がやってくる。
しだれ桜とながめる息子
①日時:2016.3.28(月)
②行先:吾妻山
③メンバー:Mk,会員外(1)
④行動記録:
 大馬木川(7:30)→大馬木最終駐車場(9:30)→大膳原(10:00)→吾妻山(11:00)→大膳原(11:45)→大馬木第二駐車場(14:30)
⑤その他:
しだれ桜は樹齢340年雲南市加茂町三代。
ヤマメ・岩魚は斐伊川漁協で1日有漁料1500円,ウグイは800円。

2016年3月27日日曜日

2016春 大山(槍尾根)①

最近の私の山は,「どこそこに行きたいけど,誰かサポートしてくれる人はいない?」からスタートする。最初にAsが手を挙げてくれた。リーダーAsの決定である。リーダーAsをはじめメンバーにお世話になった。私の我儘を聞いてくれる会の山行も良いものだ。
あえてこの山行のポイントをあげるとすれば残雪期の三ノ沢を歩き,剣ヶ峰を踏むことかな。
出発時の天候は小雪,曇り,晴天,下山時は雪,大山寺では雨と目まぐるしく変わり,山行のアクセントになった。
三ノ沢上部(直上したかったのだが・・・)
①日時:2016年3月27日(日)
②行先:大山(槍尾根)
③ルート:三ノ沢~天狗ヶ峰~剣ヶ峰~剣谷
④メンバー:As,Mt,Sk,T
⑤行動記録:
桝水高原スキー場P(5:40)→文殊堂(6:40)→三ノ沢最終堰堤(8:00)→稜線(10:00)→天狗ヶ峰(10:30)→剣ヶ峰(10:45)→(剣谷経由)→下宝珠越(13:40)→大山寺P(14:30)
剣ヶ峰にて
⑥行動概要:
車を大山寺Pと桝水高原スキー場Pに配車し,まだゲートが閉まっている大山環状道路を三ノ沢に向かって歩き出す。道路には全く雪は無い。三ノ沢までが長く感じられ,もうゲート開けてくれたらと思う。
三ノ沢からは,かろうじて残雪があり雪上を上がって行く。最終堰堤辺からは雪も締まり,今シーズン積雪期初めてアイゼンを装着する。
三ノ沢上部ではガスが晴れ稜線まで見通せた。稜線までほぼ雪が付いており直上も考えたが,雪がある右側ルンゼを登り槍ヶ峰と天狗ヶ峰の中間の稜線に出た。その理由は例会で。
剣谷を下る
その後天狗ヶ峰,剣ヶ峰と歩き,引き返し上宝珠越横の斜面をグリセードで滑り,剣谷経由で大山寺に帰着した。
私は少しでも楽しようと元谷経由を提案したがメンバーに却下。カチッときたが,頼もしく感じました。
⑦後記:
今回も1番後ろをゆっくり歩いた,と言うより速く歩けない。汗もかかず,息も切れず,山は牛歩のもんだわ。山は走ってはいけないよ(よく言うわ)。
体力無いのは本当に自覚している。まだ何とか自分の身体だけは持ち上げられる。元気なうちにどこかクラシックルート連れて行ってほしい。その時は当然共同装備,個人装備もお願いね。
奥又白ベースで前穂東壁クラシックルートをのんびり登るのも良いかなと思っている。

2016年3月25日金曜日

2016春 八ヶ岳

今年の目標とする山と日程を決めた。今の自分じゃ厳しいので出発までそれに向けたトレーニングに集中することにした。今シーズンは大山北壁でトレーニングをしまくろうと思っていたら,休日と天気が見事に噛み合わず気づけば大山に1度も登ることなく春がやってきた。本厄恐ろしい・・・今は大山の残雪を楽しむ余裕はない,大山に雪がないならあるところに行きますか。正月に下見した八ヶ岳の数ルートへ行ってきました。
大同心大滝
①日時:2016.3.21(月)~23(水)
②行先:八ヶ岳(大同心大滝・横岳西壁中山尾根・赤岳西壁主稜)
③メンバー:Fu,会員外(1)
④行動記録:
【3/21】美濃戸口(10:00)~(12:40)赤岳鉱泉(14:30)~(15:00)大同心大滝~(17:30)赤岳鉱泉
【3/22】赤岳鉱泉(7:00)~(7:30)中山尾根~(8:20)取付~終了点(15:00)~(16:00)地蔵尾根~(17:20)赤岳鉱泉
【3/23】赤岳鉱泉(5:50)~行者小屋~文三郎道~(7:30)取付~(11:50)赤岳~文三郎道~(13:50)赤岳鉱泉~(16:00)美濃戸口
⑤行動概況:
中山尾根取付
【3/21】ろくに山を歩いてないのにテン泊装備,アイスクライミングもバリエーションも登りたい欲張りプランで装備が重すぎる。赤岳鉱泉に到着する頃にはもうくたくた。時間と体力的に当初予定していた滝にアイスをしに行くのは厳しく近場の大同心大滝でいってみる。陽当たりの良い滝だったので氷が緩み落石もあり危なかったので下部を1ピッチ登り懸垂下降で戻る。
高度感たっぷり
【3/22】雪山バリエーション初級と言われる別山を登攀してからチャレンジしたかったけど・・・初級をすっ飛ばし中級とされる横岳西壁中山尾根へ。取付に着くと,目の前に岩壁が広がる。計画書には雪稜登攀と書いたはずだけど,見る限り雪というより岩だ。先行パーティがグローブをして登攀しているのを見てお勉強。自分たちも取付くが初めてグローブをしたままとアイゼンをはいてのクライミングにグレード的には5.7,8くらいなんだろうけどなかなか登れない。グローブだと岩を持った感触が分からずで最終的には素手での登攀に。手が凍え,息で温めながら難所を抜けたらすぐにグローブをはめる。結局グローブをするのはビレイをする時だけで、後は素手か薄手のウールグローブでの登攀となった。風もあり寒かったが陽も当たり天気が良かったから素手になれたがもしそうでなければ撤退だったかも。グローブでのクライミングの練習&適切なグローブ選びも必要だと感じた。グローブをしたまま登攀してた先行パーティは凄いなと思った。全7ピッチ。結局は岩に多少の雪と氷がついたマルチピッチクライミングだった。厳しい箇所は巻くこともできたようだが全部巻かずに登攀した。厳しかったがアイゼンでのクライミングの良い勉強となった。さすが人気ルート。岩に前爪のための足場が道標のように続いていた。冷静に足場を確認すれば登れる。
赤岳主稜全体,取付は写真中央
【3/23】本当なら初級の赤岳主稜を中山尾根の前にしたかったが,時間の都合上こうなった。グレード的に昨日を思えば楽だろうと思うも,3日目は陽もなく風も強い。そして何より2日目で靴擦れしてしまい,取付までの急斜面に足が痛くて苦戦したが,取付に着けば後はやるしかない。出だしのチョックストーンが核心とあったが思ったより難しくない。そこからは寒さとの戦い。素手なんか無理。寒さで気持ちに余裕もなくなり,思ったように行動できず何度か注意される。支点の構築にしてもビレイにしてもどんな状況下でもスムーズにできるようにしておきたい。中山尾根に比べたらクライミング要素は少ないもののグローブをしたままのクライミングは緊張した。アイゼンをきかせ足で登るよう意識しながら登った。先行パーティ2組がいて待ち時間ありかと思ったが,待ちも良い具合にかわせ順調に赤岳山頂まで登攀することができた。
赤岳主稜終盤,バックは阿弥陀岳
脆い岩質で前後に別パーティがいたので落石など気を使った。下山は登攀した赤岳主稜がよく見える文三郎道から。ご褒美にと赤岳鉱泉のラーメン(14時半まで)のために急いで下山した。
⑥その他:
・念のためにと持っていったカムが予想以上に役立った。中山尾根の正規ルートの厳しいクラックもカムがなければ巻くしかなかった。
・岩のグレードはクライミングをしていたら問題ない程度。結局はグローブ核心だった。経験を積むしかない。
・もっと近かったらいいのにな。
・結局,Tが考えてくれた冬の大山計画は1度も行けなくて申し訳なかった。けど,別のとこにはいっぱい行くから許してくださいね。

2016年3月24日木曜日

2016春 花見山

山頂
花見の季節を前に花咲く前の花見山を歩いてきました。

①日時:2016.3.22(火)
②行先:花見山
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
花見山P(10:00)→花見山山頂(11:00)→花見山P(12:00)
⑤行動概況:
大山を望む
スキー場の林間コースを舗装終点まで車で上がり,そこからリフト終点を見上げ登山口まで足を運ぶ。リフト終点の登山口から晴天の中,新緑の待ち遠しい林の中をのんびりと,ただのんびりと。鳥のさえずりを楽しみながら,透き通る青空と,樹間から広がる中国山地を眺め,花も葉もなくも鮮やかな景色を楽しみ往復しました。

2016春 鯛ノ巣山

代表Sから山行記録が届きました。
鯛ノ巣山 山頂
3月24日(木),鯛ノ巣山,船通山等を候補に挙げたがSiから「鯛ノ巣山」との声が上がり決定した。
本日の老いらく登山隊は,S,Sa,Siの3名。
登山口まで林道を車で入り,昔の屋敷跡に駐車する。すぐ横が登山口である。杉,檜林の植林地帯をジグザクで進み小川を何本か越え,植林地帯を登って行く。この辺りで昔の登山コースと違う違和感を覚えた。昔登ったコースは植林地帯の際を行った記憶がある。コウモリ岩の下の登山コースは最初植林作業の道を登ったコースに似ている。
霧氷の猿政山
この頃(昭和62年)はコースは整備されてなく,作業道を使い登山しその後植林地帯沿いにコースが整備された記憶がある。大岩のコウモリ岩は,本当にコウモリ岩とあるのは疑問であり,昔は岩の下に鳥居があり岩自体がご神体であったと思うからである。
今日のルートはコウモリ岩から左にルートを取り,ルンゼを登ることとする。Siのため残雪がないようなところを選び登りコウモリ岩上部の登山道に出た。
ここから頂上までのんびりと進む。残雪が所々にあるが核心部にないので安心である。
大滝
頂上に11時過ぎに到着,正面に「猿政山」が霧氷で白く輝いている。小休止の後,大滝コースで下山を開始する。途中の残雪を心配するが問題にすることもなく通過できた。コース途中の木々もつぼみも堅く,花も一切なく,ただ木々の葉がないため遠望が効き自分たちの位置判断ができてよかったと思う。
12時半頃,大滝に着く。ここからは登山道は広くなり,13時頃登山口に到着した。

2016春 白谷の貫通洞

会員Adから山行記録が届きました。
白谷の貫通洞
白谷は石灰岩台地にできた谷で,三角点井倉上の南側にあります。20年以上前にこの谷を下り,貫通洞の上流側に着きました。しかしロープなどの装備がないと下れそうになく,引き返しました。再度行くことはなく,洞の下流側がどうなっているのかずっと気になっていました。洞の正確な位置が分かれば台地から洞の下流側に降りれるだろうと思い,探しに行きました。
①日時:2016年3月16日(水)&24日(木)
②行先:白谷の貫通洞(岡山県新見市)
③メンバー:Ad(単独)
④行動記録:
【3/16】台地の一般道路に駐車(11:52)→入渓(12:08)→沢下り中止(13:02)→駐車地(13:41)
【3/24】台地の一般道路に駐車(10:51)→入渓(11:21)→白谷の貫通洞(12:03)→駐車地(13:44)
⑤行動概要:
岩の窪みのストロー状の鍾乳石
【3/16】谷の上流側から入渓。膝上まで水に浸かりながら下りましたが,全身濡れても構わない装備が必要とわかり,斜面を登り台地に戻りました。
【3/24】初回の時,台地に戻ったルートを逆行して入渓。胸元まで水に浸かりながら貫通洞に到着しました。貫通洞の奥は少し明るくなっていて,下流側に開口部があることが分かります。帰りは水流が強く登りにくい個所があったため,右岸を登り台地に戻りました。

2016年3月23日水曜日

2016春 大山(振子沢)

大山振子沢
2013春 大山南北縦断のブログをみて,私はYCCに入会しようと思うようになった。振子沢に行くたびに,空に吸い込まれそうな景色に新しい感動を覚える。大山を一番よく知る山岳会の一員ではあるが,私はまだまだ大山を知らない。仲間を連れていくというような強いリーダーシップも備わっていない。が,山に登るものとして,そうなりたいと強く思っていることは確かである。YCCで学んだことをまだ知らぬ仲間に,教え伝える。ブログでは伝えられないものを,たくさん学んできた。しかし,それらを体得できているかと言えば,まだまだ未熟である。しかし未熟であるがゆえに,楽しい。少しずつではあるが,より安全に,確かな山にしていくことで,楽しさも増えていくと思う。下界で暮らしていると,様々な価値観が人それぞれにあるがゆえに,人間関係は複雑で,心が疲れてしまう。山には,そんな心を治してくれる不思議な力がある。大きなザックに,社会の喧騒をたくさん詰め込んで,山頂で解放し大きな声で「ヤッホー!」と叫べばすっきりする。昨日までの色んなことも,今日,山を共にすれば,すっかり許しあえる。そんな仲間が集うYCCが私は大好きだ。
ゆっくり上がっていきます
①日時:2016.3.21(月)
②行先:大山(振子沢)
③メンバー:Mt,Ys,St,Oe,Mk
④行動記録:
木谷登山口(7:30)→鳥越峠(9:00)→駒鳥小屋(10:00)→振子沢源頭部(11:00)→駒鳥小屋(12:00)→鳥越峠(13:00)→木谷登山口(14:00)
⑤行動概況:
先頭で引っ張ってくれたMt
出発前,雪が降っていた。積もるような雪ではないが,今シーズン見納めの雪かなと思う。締まった雪の上を4人は快調に進むが,私は相変わらずズブズブはまる。理由はわかっているがあえて触れない。シールを付けて鳥越峠までゆっくりと進む。いつもはキリン峠の下部を経由するので,この時期の鳥越峠に行ったことがない。意外と急な登りで,意外と楽しかった。鳥越峠から鳥越カールを見下ろすと昨年の山行の帰路に辿ったルートが理解できた。駒鳥小屋につながるルンぜを下り地獄谷に下降する。ロープと梯子に雪はなく,地獄谷の雪は割れ,春の沢の様相を見せてくれた。振子沢にも水が流れるが100mも上がると,いつもの雪深い振子沢の様相が現れる。仲間の体調をよく見ながら,ゆっくりと上がっていく。青い春の空にまっすぐ繋がる雪の道に,心が吸い込まれるような気持になる。何度来ても,振子沢の景色は特別な感動がある。メンバーの体調を見ると,引き返しリミットは11時だろうとここで判断する。Mtとも意見が合致し帰路の行程を打合せする。予期できることや予期できぬこと,アクシデントは山では必ず起こると思っている。体力に無理な負荷をかけずに,安全に下山時刻を守ることを優先に考えることで,次につながる山になると思う。今回の山行を通じて,それぞれが,次の山のイメージを持てたのではないだろうか。下山後,先頭のMtや,メンバーの顔から満足の表情を見て取れた。私の顔からも,その表情を感じてくれていたのではないだろうか。同行メンバーに心から感謝し,帰路に着いた。

2016年3月21日月曜日

2016春 大江高山

山と渓谷社の『中国百名山』にも選ばれている島根県の山,大江高山を歩いてきました。
大江高山
(山田集落側から)
①日時:2016.3.20(日)
②行先:大江高山(島根県大田市)
③メンバー:I(単独)
④行動記録:
山田登山口P(8:50)→飯谷登山口(9:05)→頂上(10:40)→779mピーク(11:10)→山田登山口(12:10)→山田登山口P(12:30)
⑤行動概要:
山田登山口Pから県道46号を歩き,飯谷登山口に到着。
飯谷の集落を抜け,林道を進むと山辺八代姫命神社の鳥居とその脇に駐車場があった。
登山道は神社の裏手から始まり,頂上手前の稜線に出るまでひたすら急峻で,前日の雨によって滑りやすくなっていた。
途中に「大砲岩」との看板があり,案内に従い左折したがよくわからず,諦めて引き返した。
岩場を越えた後の坂道は,急ではあったが先には空が見え始め,伊勢階コースとの合流からまもなく山頂に到着した。
779mピークより望む火山群と日本海
広々とした山頂からは,大江高山火山群や三瓶山,日本海が一望できた。
馬ノ背の途中で,数名のパーティーとすれ違う。
779mピークの展望も良く,穏やかな日本海が確認できた。
山田集落へ下るコースは飯谷側と比べると長距離にはなるが緩やかで,陽当り良好で地面が程よく乾いており歩きやすかった。
栗の木立を進み杉林と竹林を抜け山田登山口に出た後,アスファルトの舗装路を下って駐車場に到着した。
イズモコバイモ
⑥その他:
大江高山には,環境省と県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている島根県の固有種「イズモコバイモ」が自生しています。
麓の群生地では,昨年開花してすぐにヒヨドリに食べられるという被害を乗り越え,今年も咲いていました。
大江高山で見られるのはまだ先のようです。盗掘やイノシシの被害がないことを祈ります。
今日は風があり肌寒かったですが,おかげで雲が流れ,山頂からの展望を楽しむことができました。
下山後は,大江高山火山に由来するという温泉に入って帰りました。

2016年3月13日日曜日

2016春 大山(三鈷東谷~親指ピーク)

東谷,バックは三鈷峰北東ルンゼ
この山行,ただ単に歩き通せた事が1番嬉しい。
天気はよく,雪も程々にあり,私のせいで無様な撤退はできない。今の私の体力以上の山でしたがよく頑張りました。
このコース,残雪春山,紅葉秋山を楽しめる初級バリエーションコースである。良い所だからこれからは自分たちで計画して行ってね。
もうそろそろ残雪の大山も終了する。今シーズンは雪と戯れる機会が少なかったが,良い締めくくりができました。
東谷にあるピナクルをバックに

①日時:2016.3.13(日)
②行先:大山(三鈷東谷~親指ピーク)
③メンバー:Sk,As,Mt,Ys,T
④行動記録:
川床(6:30)→(8:10)東谷出合(8:30)→取り付き(10:30)→親指ピーク(12:00)→野田ヶ山(13:00)→草谷P(15:15)
⑤行動概況:
川床から残雪を頼りに阿弥陀川を右に左に渡渉しながら上がって行く。一昨日の積雪が足首程度,深く埋まることなく歩き易い。結局全行程ワカンを装着することはなかった。
東谷出合まで1時間40分,予想以上のペースで行ける気がしてきた。
4人がやっとの親指ピーク
東谷に入ると残雪多く,三鈷峰北東ルンゼも真っ白で美しい。先日北東ルンゼを登ったMkたちのルートを確認する。
東谷にあるピナクルをバックに適当なルンゼから親指ピーク目指して登り始める。先頭を行くMtから「蹴りこめません」と言う独り言?を無視して,途中から支尾根を藪漕ぎし稜線に出た。
親指ピークを往復し,野田ヶ山へ。野田ヶ山からショートカットで中国自然歩道に出て川床に帰着した。
⑥その他:
・全行程つぼ足で歩き,アイゼンを使用することはなかった。登攀具はピッケルだけ使用した。
・ワカンを持参していない山を舐めてるメンバーが2人もいた。
・何とかメンバーに付いて行けたのは,雪壁登りと藪漕ぎだけ。それ以外はどんどん離される。悲しかったけどメンバー愛のムチ?のおかげで歩き通せたのかな?
・ブログコメントに山行計画は「力量に見合う計画,地に足の着いた計画」と書いた手前,プレッシャーを感じ下見と体調確認に東谷出合まで行きました。

2016年3月10日木曜日

2016春 甲川散策

代表Sから山行記録が届きました。

雪の少なくなった林道
当初の計画は,香取~大谷~庄司ヶ滝上部~矢筈ヶ山手前尾根~矢筈ヶ山~矢筈谷というルート,メンバーはS,Mi,入会検討中のAkの3人。林道甲川分岐点まで時間がかかりすぎ,帰着時間を16時,撤退を13時にセットし直し,甲川に下降して庄司ヶ滝の冬景色を堪能しようとルート変更したのだが・・・
①日時:2016.3.10(木)
②行先:甲川周辺
③メンバー:S,Mi,外部(Ak)
④行動記録:
林道(8:15)→甲川分岐点(9:55)→(11:50)甲川(12:30)→大谷(13:15)→林道(14:56)
⑤行動概況:
昨日の降雪は5cm程度でクラストした雪は50~100cm程度あった。車は上廊下方面への三叉路より200m下方で積雪のため進行できず,ここから歩行を開始した。
早春の甲川
最初のパーキングまでは少し圧雪がありヘアーピンからは10~30cmの雪がある。上部の三叉路は樹林帯にショートカットし林道甲川分岐に到着した。ここからは通称「柴田新道」を大谷に向かい進む。積雪は50cm以上あるだろうか。雪原にはキツネ,狸,山鳥,ウサギなどの足跡が見られた。10時50分頃台地から大谷に下降開始,谷筋を当初の庄司ヶ滝上部に至るコースを行く。台地に上がり時間の関係から甲ヶ山登山ルートから甲川に下降することとなり下降ルートまで下って行ったが,ルートは急峻な雪渓に変わっており,仕方なくブッシュを伝い降り口を探し下降した。11時50分甲ヶ山登山口に到着した。まず甲川の美味しい水を飲み,中休止とした。ここで庄司ヶ滝冬景色探訪も時間の都合でキャンセルし帰途についた。大谷までは登山コース沿いに進み,大谷に下降し先ほど通った踏み跡に合流し14時56分車置き場に帰着した。

2016年3月8日火曜日

2016春 大山(三鈷峰北東ルンゼ)

ピークに真っ直ぐに伸びる左俣ルンゼを登攀した
当初は弥山尾根西稜参考の予定であったが,前日の雨によって北壁のリッジのシーズンは終わりを告げた(泣)。
そこで,まだ雪のあるルンゼを登ろうと,前から気になっていた三鈷峰北東ルンゼへと転進した。
①日時:2016.3.7(月)
②行先:大山(三鈷東谷~三鈷峰)
③メンバー:Mk,Oe,Mr
④行動記録:
スキー場P(6:45)→宝珠山(8:00)→東谷(10:00)→北東ルンゼ取り付き(11:15)→左俣ルンゼ登攀開始(12:10)→稜線(13:54)→三鈷峰山頂→(14:30)→大山寺(16:30)
⑤行動概況:
所々芝生の出たスキー場を,宝珠山に向けて歩き始める。車での移動中は数メートル先も見えない濃霧だったが,ここまで高度を上げると見事な雲海が広がり,大山も神々しい姿を見せてくれた。
藪から出るとご覧の風景が!
宝珠尾根より東谷へと下降を開始。気温の上昇と前日の雨で,ど腐れ雪で埋まりながらも,途中懸垂下降3ピッチで東谷出合へと出た。
沢は思ったよりも出ていて,残雪を繋いで渡渉をしつつ取り付きへと向かう。
しばらく歩くと三鈷峰の全貌が見える地点に出たので,どこを登るか話し合う。三鈷峰とのコルへと続くルンゼは雪が上まで繋がっていて,登りやすそうだが,単調すぎる。
見るとその左側にピークへと真っ直ぐにのびるルンゼがある。ただ,上部がどうなっているのかその位置からは見えないので取り付きまで行って判断とする事となった。
落石とデブリの少ないルートで取り付きまで移動し,改めてルンゼを観察する。
大屏風とMk,スケール感のある風景です
右俣は斜度も緩く,やはり単調な印象を受けた。相変わらずの腐れ雪なので,このルートを選択するとロープを出さなくても登れてしまいそうである。
左俣は斜度もあり,上部がブッシュになっているものの,雪は繋がっているようだ。迷うことなく左俣ルンゼを登攀することに。
最初は,アイゼンもロープもいらないグサグサの雪なのでそのまま登り,ルートの中ほどでロープとアイゼンを装着し,コンテで進む。ブッシュ帯からはスタカットに切り替え,3ピッチで稜線へと出て,藪から頭をヒョッコリ出すと青空をバックにした大山の絶景が出迎えてくれた。その後,藪漕ぎを交えて三鈷峰山頂へ行き中休止して,上宝珠沢経由で大山寺に帰着した。
今回の山行はOeのバリエーションデビューだったが,懸垂下降あり渡渉ありヒドゥンクレバスありの豪華絢爛な1日でした。東谷ルートは,ぜひ他の会員の皆さんにも行ってもらいたいルートです。三鈷峰の見方が変わると思います。

2016年3月6日日曜日

2016春 大山(北尾根~頂上~常行谷)

北尾根
残雪のあるうちに,かねてより気になっていた北尾根を歩いてきました。
次は仲間としっかり雪のある時に歩きたい。今日はそのためのシュミレーションです。
①日時:2016.3.5(土)
②行先:大山(北尾根~頂上~常行谷)
③メンバー:I(単独)
④行動記録:
南光河原P(8:40)→北尾根→(11:40)頂上(12:15)→常行谷→南光河原P(14:30)
とろける雪だるま
⑤行動概要:
南光河原駐車場から元谷左岸の山小屋を過ぎ,僧坊跡へ到着。
それまであったトレースが途絶え,駆け抜ける野ウサギにヒントをもらい,後続に現れた神戸からのご夫婦を先導するイメージで,ステップを刻んだ。
陽当りの良い尾根に露出したブッシュを回避しながら,行者コースの合流地点を目指す。
行者コースに合流したところで,ご夫婦を見送り,小休止。
5合目から合流した夏道を登り,時折強風に踏ん張りながら頂上へ。
頂上小屋で昼食を済ませ,下山途中,Mmとすれ違う。
常行谷では,半ば強引な尻セードと雪だるまを作って,残雪を楽しんだ。

2016春 大山(天狗ヶ峰)

冬山計画において,他会員の担当箇所に同行ばかりしていて自分の受け持ちは未達成であった。そこで,せめてもの償いとして天狗ヶ峰山行を実行する。剣ヶ峰には行ってないけど,カウントしてね。
上宝珠越から縦走路へ直上
①日時:2016年3月5日(土)
②行先:大山(天狗ヶ峰)
③メンバー:Mt,As,Sk
④行動記録:
大山寺(7:15)→元谷(8:00)→上宝珠沢出合(8:50)→上宝珠越(9:50)→縦走路(10:30)→天狗ヶ峰(11:50)→上宝珠越(13:00)→上宝珠沢出合(13:20)→元谷(14:30)→大山寺(15:30)
⑤行動概況:
大山寺を出発するときから気温が高いためまったく寒くない。元谷からは先行するバックカントリースキーヤー&ボーダーのトレースを拝借して淡々と歩く。
縦走路の様子
上宝珠沢出合いからも時々太ももまではまりはしたが,比較的楽に登ることができた。上宝珠越から縦走路への登りは雪がグズグズのためはまりながら歩き,縦走路へ出る。ここまで天候も良く快調なペースで来ていたが,休憩していると急にガスがかかり始め,他の二人から冷たい視線を浴びる。
気を取り直し縦走路を歩き出すが,所々雪が溶けて岩肌や草が露出しており,慎重に通過する。30分程度で天狗ヶ峰に到着するも他のパーティーとのすれ違いのため,写真を撮ってすぐに引き返す。下山を開始するとガスが取れ,太陽がくっきりと見えるようになる。元谷で昼食を取って下山した。
天狗ヶ峰(奥は剣ヶ峰)
⑥トピックス:
・縦走路ではザイルを出さずに登った。
・下山中,Mtの太腿が痙攣を起こす(塩分摂取を怠ったため)。
・同じ時間帯にロシア人が墓場尾根をソロで登っていたらしい(すれ違ったパーティーから得た情報)。
・縦走路では,槍ヶ峰方面から1パーティー,弥山方面から2パーティーとそれぞれすれ違った。このほかにも複数パーティーが縦走していた。

2016年3月4日金曜日

2016春 備前_油滝:沢登り

新人Adから山行記録が届きました。
15m滝

2月は登山道と舗装路ばかり歩いていたので,道のない所を通りたくなり行ってきました。
①日時:2016年3月3日(木)
②行先:備前_油滝
③メンバー:Ad(単独)
④行動記録:
油滝神社第二駐車場(11:42)→入渓(11:53)→15m滝(12:54)→登山道に合流(13:57)→熊山山頂三角点(14:38)→下山(15:44)
この滝は直登しました
⑤行動概況:
ホームページ ”岡山の谷”とヤマレコの記録を参考にしました。ありがとうございます。
とても楽しい沢です。滝が多数あり,右岸と左岸を見比べてどこを登るかイメージしてから登ります。
難しい所もありますが,藪漕ぎして尾根に出れば安全な登山道があるので不安はありませんでした。
今日の水量だと登山靴で濡れずに登れました。
滝が多すぎて核心の15m滝をどう高巻きしたか覚えていません。